アストンマーティンF1加入のベッテル、わずか1日半の短いテスト期間に懸念なし。事前準備がカギに

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2021年01月15日 19:31  AUTOSPORT web

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2020年F1第10戦ロシアGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
セバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンからのF1参戦前のテスト時間が限られていることについて懸念を持っておらず、制約があることは誰にとっても同じだと述べている。

 F1は3月12日から14日にかけて、たった3日間のプレシーズンテストをバーレーンで実施し、その2週間後には、同地で2021年F1シーズンが開幕する。3日間ということは、チームのドライバーひとりあたりの走行時間は1.5日ということだ。しかしベッテルは、走行時間が限られていることで、フェラーリからアストンマーティンへの切り替えが難しくなるとは予想していない。

「聞いたところによると、今のところシーズンを前にテストが1回あるが、それは僕が新しいマシンに乗る初めてのタイミングだ」と4度の世界チャンピオンであるベッテルは『Formula1.com』に語った。

「(僕が)心配しているかって? 答えはノーだね。たまたまそうなるのなら、そうなるまでだ」

「何年にもわたって、非常に少ない走行時間から最大限のものを引き出すということに慣れたと思う。1日半は多いとは思えないかもしれないけれど、それでも十分な走行ができるよ」

「それは僕たち全員にとって同じことだし、最近では事前に多くのことができる。テストに向けた準備と、その後には開幕戦に向けた準備がカギとなるだろう」

 フェラーリでベッテルの後任となったカルロス・サインツJr.は、ライバルたちよりも少しばかり早く始動する。彼が新しい環境にすぐに馴染めるよう、フェラーリは旧スペックマシンのうちの1台を使用して、プライベートテストを今後数週間のうちに設定するという。

 残念ながら、アストンマーティンはベッテルのためにそうした優遇措置を取ることはできない。

「我々には2年前のマシンを走らせる力はない」とアストンマーティンF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは語った。

「我々はセブ(ベッテルの愛称)がチームに溶け込めるようにできることのすべてを行うつもりだ。彼と多くのシミュレーター作業をするし、その後3日間のテストを利用して、彼が開幕戦の準備ができるように最善を尽くさねばならない」

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