ローマを率いるパウロ・フォンセカ監督が、セリエA第18節ラツィオ戦を振り返りコメントした。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ローマは15日、ラツィオとの“デルビー・デッラ・カピターレ”に臨み、3−0で敗戦。激しい戦いでラツィオに勝ち点「3」を献上してしまった。
試合後振り返ったフォンセカ監督は「最初の25分間で試合を失った」と語った。
「序盤の数分間、我々は正しいアプローチをしていたと思うが、ラツィオのようなチームに2ゴールをプレゼントすると、そこから巻き返すのは困難だ。ラツィオにその後、快適に過ごされてしまったし、我々には彼らのディフェンスラインを突破する能力がなかった。ラツィオはよく閉ざされていて、2点を取り戻すのは大変だった」
ロジェール・イバニェスのミスからマヌエル・ラッザリを起点にラツィオに2ゴールが生まれた。同監督は失点シーンにも触れ、次のようにコメントしている。
「イバニェスのところから2ゴールがあったからこの話をするが、あれは危険な状況ではなかった。彼らはコントロールしなければならなかった。ラッザリが非常に良いプレーをしていたのは事実だ。そして我々はその瞬間の解決策を持っていなかった。前半に2ゴールを与えてしまったことが、この試合の全てを物語っていると思う。イバニェスは先制点の場面でも追加点の場面でもヘルプを必要とするべきではなかった。あのようなシチュエーションでは、バックアップは必要ないはずだ」
堅守の前に完敗し、ラツィオはローマとの勝ち点差を「3」まで縮めた。同監督はその守備の堅さを称賛している。
「ラツィオのディフェンスは非常に良くまとまっていて、我々はボールを回すだけで突破口を見つけられなかった。すべてのスペースをブロックしたことには脱帽だよ。我々の攻撃では崩すことができなかった。ラツィオが強力なカウンターをもっていることは分かっているので、誰かを後ろに残して、ボールを失いカウンターに備えなければならない」