ドルトムント、最下位マインツとドロー…ロイスが痛恨のPK失敗

ブンデスリーガ第16節が16日に行われ、5位ドルトムントと18位マインツが対戦した。

　ドルトムントは2分、トーマス・ムニエのクロスをマルコ・ロイスが落とし、アーリング・ハーランドがゴール左下隅に流し込んだ。しかし、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）によってムニエのオフサイドを取られ、ゴールは認められなかった。

　試合を支配するドルトムントは23分、相手のビルドアップのミスからショートカウンターを展開。最後はハーランドの落としをユリアン・ブラントが叩いたが、シュートは相手GKに防がれる。26分にはエムレ・ジャンの縦パスからマルコ・ロイスが密集を抜け出したが、相手GKとの一対一を制すことができない。

　31分にはジュード・ベリンガムのシュートがポストに嫌われ、6本の枠内シュートを放ったドルトムントは無得点で前半を終えた。一方のマインツも少ないチャンスを生かしてドルトムントのゴールを脅かしたが、得点にはつながらず。試合はスコアレスで折り返した。

　すると57分、マインツが自陣でのボール奪取からカウンターを展開する。右サイドのレヴィン・エズトゥナリはファイナルサードまでボールを運ぶと、カットインから左足一閃。エリアの外から放たれた強烈な一撃はゴール右上隅に吸い込まれ、マインツが先制した。さらに64分、マインツは再び決定機を迎える。ダニー・ラッツァのフリーキックにアレクサンダー・ハックが合わせたが、シュートはクロスバーに阻まれた。

　ドルトムントは73分に試合を振り出しに戻す。ライン上で粘ったユスファ・ムココの折り返しは味方につながらなかったが、相手DFはクリアに失敗。中央にこぼれたボールにムニエがボレーで合わせ、ゴール左下隅に突き刺した。さらに75分、加入後初得点を挙げたムニエがエリア内で倒されてPKを獲得する。キッカーを務めたのはロイスだったが、ゴール左下隅を狙ったキックは枠を捉えられなかった。

　試合はこのまま終了。ドルトムントは今季2分目となり、レヴァークーゼンをかわして3位に浮上するチャンスを逃した。一方のマインツは今季4分目で8戦未勝利となったが、得失点差でシャルケをかわして暫定17位に浮上した。次節、ドルトムントは19日にアウェイでレヴァークーゼンと、マインツは20日にホームでバイエルンと対戦する。

【スコア】
ドルトムント　1−1　マインツ

【得点者】
0−1　57分　レヴィン・エズトゥナリ（マインツ）
1−1　73分　トーマス・ムニエ（ドルトムント）