心のスタミナを回復させるには、自分への供養で次に進む体力を しいたけ.さんがアドバイス

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2021年01月17日 11:30  AERA dot.

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写真占い師、作家 しいたけ.
占い師、作家 しいたけ.
 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

【絵でわかる】しいたけ.流“タイプ別トラブル回避法”

*  *  *
Q:コロナの影響で、5年近く勤めた会社を解雇されました。会社の理念にも共感し、仕事に全力で挑んでいたため、次に行く踏ん切りが付きません。最近は、会社に浪費されるより自分で何かを作りだすことに時間を割いてもいいのではと考えていますが、自信もなくなり、マイナスな気持ちも出てしまいます。(女性/無職/37歳/ふたご座)

A:これについては、僕自身の話からお伝えしたいと思います。僕は35歳を過ぎてから「前向きさ」と言われているものと定期的に戦うようになりました。趣味を探すのとかもやめたんです。何でそうしたかというと、35歳を過ぎたら、心にもスタミナがあることに気づいたから。

 今の時代の「好きなことを見つけなきゃ」と「何かをやらなきゃ」は、すごく強い圧ですよね。もちろん見つけたら見つけたで幸せだろうけど、見つけるにも体力が必要です。

 あなたの場合、会社に浪費されるぐらい頑張ってきて、一番きつい山道を抜けた直後にいらっしゃると思うんです。それがまず、すごいことだと思います。本当にご苦労様でした。「次に何かをやらなきゃ」と思う前に、まず休むことも必要なんじゃないかなと僕は思います。

 運のタイミングと体調のタイミングって結構リンクしているから、自分の体調が上向いてきたときにたまたま好きなものが見つかるとか、誘われてやるべきことが出てくることは往々にしてあります。

「休む」って何かというと、ダラダラしたり休日に12時間寝たりするのもやっていただきたいんですが、自分の供養もしてください。人生には周期があって、例えば36歳の山を越えて、37歳になったとき、去年までの頑張りをそのままコピーすることができなかったりします。ひと山抜けて、自分がもぬけの殻だと感じたときは、やっぱり自分への供養が必要。頑張ってきた自分の姿、苦手なこととかを一つ一つ思い浮かべて、本当によくやったね、ありがとうって、自分に対して手を合わせてください。自分の心のスタミナを回復させるためには、必ず労いの言葉が必要です。スタミナがゼロの状態で次に行っても必ず息切れします。

 供養と同時にお勧めしたいのが瞑想です。

 やりがいを見つけなきゃとか、スケジュールを忙しくしなければいけない、会いに行く人を作らなければいけないとか、すごく大事だし素敵なことですが、こういう時代に生きている僕らのような人間には、あえて「心に穴を開ける」ことも必要な気がするんです。空白を埋めないこと。

 息を吐く時に1、吸う時に2って数えながら、ゆっくり呼吸をする。僕も瞑想をやるんですけど、普段の自分から一歩離れられるんです。そうするとすごく回復します。24時間自分という人間を生きなければいけないのは大変。自分という監獄から1、2分抜けることができると、違う視点が出てきてくれます。

しいたけ./占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「VOGUE GIRL」での連載「WEEKLY! しいたけ占い」でも人気

※AERA 2021年1月18日号

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  • 休むってグダグダしてて悪いイメージがどうしてもね
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