セリエA第18節が行われ、インテルとユヴェントスが対戦した。
175回目の“イタリア・ダービー”は2位インテルと4位のユヴェントスが勝ち点差「4」で激突。ユヴェントスのアンドレア・ピルロ監督にとっては現役時代に師事したアントニオ・コンテ監督と指導者として初めての対戦となった。
11分、ユヴェントスはアドリアン・ラビオが強烈なミドルを放つと、GKサミール・ハンダノヴィッチが弾いたボールをフェデリコ・キエーザが中央へ折り返す。最後はアルバロ・モラタがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。
しかし13分、インテルは右サイドでボールを受けたニコロ・バレッラが左足でクロスを送ると、ゴール前でアルトゥーロ・ビダルが頭で合わせて押し込んだ。ビダルは古巣相手にうれしい今シーズン初ゴール。
さらに23分、カウンターからロメル・ルカクが持ち上がって左足シュート。ユヴェントスGKヴォイチェフ・シュチェスニーはなんとか反応して防ぐ。こぼれ球にラウタロ・マルティノスが詰めたものの、崩れた体勢から放ったシュートは枠外へ。
さらぶ38分にもバレッラが右サイドを持ち上がって中央へ送ると、エリア内でルカクが合わせる。しかし逆足の右足で放ったシュートに力はなく、シュチェスニーがキャッチした。
ホームのインテルが優位を保ったまま1−0で前半を折り返した。
後半に入り、先にネットを揺らしたのもそのインテル。52分、自陣からのロングボールにバレッラが反応し、そのまま右足で豪快に蹴り込んだ。
ユヴェントスのピルロ監督はデヤン・クルゼフスキとフェデリコ・ベルナルデスキ、ウェストン・マケニーの3人を同時投入するなど打開を図る。
終盤にかけてポゼッションを握り、キエーザが決定機を迎えたシーンもあったが、最後までハンダノヴィッチの守るゴールを割ることはできなかった。インテルが目論見通りにゲームを進め、2−0の勝利を手にした。
【スコア】
インテル 2ー0 ユヴェントス
【得点者】
13分 1−0 アルトゥーロ・ビダル(インテル)
52分 2−0 ニコロ・バレッラ(インテル)