2桁勝利を挙げ新人王に輝いた投手 翌年の勝ち星は?

2

2021年01月18日 08:12  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

広島の森下暢仁 (C) Kyodo News
ルーキーイヤーの昨季、10勝を挙げ新人王に輝いた広島の森下暢仁。昨年12月に行われたプロ野球の年間表彰式『NPB AWARDS』で森下は「規定投球回を投げたいと思ってやっていたので、規定投球回を達成したこと、2桁勝てたことが嬉しいです」と喜び、新シーズンに向けては「今季(2020年)以上の成績を残せるように取り組みたいと思っているので、まずはスタートが大事だと思う。良いスタートが切れるように準備したいと思います」と意気込んだ。

 21世紀以降、森下のように2桁勝利を挙げて新人王に輝いた投手は18人。しかし、2年連続2桁勝利となると5人まで減る。広島の先輩・大瀬良大地は1年目の14年に10勝を挙げたが、2年目はシーズン途中にリリーフに配置転換となり、3勝にとどまった。これだけを見ても、新人から2年連続で2桁勝利を挙げることが難しいとわかる。

 森下と同じように大卒出身の投手で新人王に輝き、プロ入りから2年連続で2桁勝利を挙げた投手はというと、石川雅規、和田毅、澤村拓一、則本昂大の4人。当時の状況と違うため単純に比較することはできないが、森下と同じ大卒ドラ1位、1年目に2桁勝利を挙げた澤村を例に見ると、シーズン最終登板となったDeNA戦で5回を無失点に抑え、2年連続で2桁勝利をクリアした。

 ちなみに1年目以上に2年目に白星を挙げている投手は石川歩のみ。相手チームも研究してくる中で、森下は今季どんな投球を見せるか非常に注目だ。

◆21世紀以降2桁勝利を達成し新人王を獲得した投手と翌年成績
※()は当時の所属球団

石川雅規(ヤクルト)
02年:29試 12勝9敗0S 防3.33
03年:30試 12勝11敗0S 防3.79

木佐貫洋(巨人)
03年:25試10勝7敗0S 防3.34
04年:31試 7勝8敗5S 防5.03

和田毅(ダイエー)
03年:26勝 14勝5敗0S 防3.38
04年:19試 10勝6敗0S 防4.35

川島亮(ヤクルト)
04年:23試 10勝4敗0S 防3.17
05年:20試 9勝10敗0S 防2.81

久保康友(ロッテ)
05年:19試 10勝3敗0S 防3.40
06年:23試 7勝13敗0S 防4.55

八木智哉(日本ハム)
06年:26試 12勝8敗0S 防2.48
07年:15試 4勝6敗0S 防4.54

田中将大(楽天)
07年:28試 11勝7敗0S 防3.82
08年:25試 9勝7敗1S 防3.49

小松聖(オリックス)
08年:36試 15勝3敗0S 防2.51
09年:17試 1勝9敗0S 防7.09

榊原諒(日本ハム)
10年:39試 10勝1敗0S 防2.63
11年:60試 1勝3敗0S 防1.66

沢村拓一(巨人)
11年:29試 11勝11敗0S 防2.03
12年:27試 10勝10敗0S 防2.86

小川泰弘(ヤクルト)
13年:26試 16勝4敗0S 防2.93
14年:17試 9勝6敗0S 防3.66

則本昂大(楽天)
13年:27試 15勝8敗0S 防3.34
14年:30試 14勝10敗0S 防3.02

大瀬良大地(広島)
14年:26試 10勝8敗0S 防4.05
15年:51試 3勝8敗2S 防3.13

石川歩(ロッテ)
14年:25試 10勝 8敗0S 防3.43
15年:27試 12勝12敗0S 防3.27

高梨裕稔(日本ハム)
16年:37試 10勝2敗0S 防2.38
17年:22試 7勝7敗0S 防3.68

東克樹(DeNA)
18年:24試 11勝5敗0S 防2.45
19年: 7試 4勝2敗0S 防3.76

高橋礼(ソフトバンク)
19年:23試 12勝6敗0S 防3.34
20年: 52試 4勝2敗0S 防2.65

森下暢仁(広島)
20年:18試 10勝3敗0S 防1.91
21年: ?

(ニッポン放送ショウアップナイター)

このニュースに関するつぶやき

  • ヤクルトはなぁ。川島さんが年々悪くなっていったのは見てて辛かった。チームは伊藤さんから何を学んできたんだ?と言いたいくらいに。小川さん頑張れ。 あと、オリックスの小松さんは二年目びっくりした。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定