チェルシーDFトモリ、ミランへのレンタル移籍が間近に…マルディーニ氏が明言

チェルシーに所属しているイングランド代表DFフィカヨ・トモリのミラン加入が目前に迫っているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が18日に報じた。

　ミランとチェルシーはトモリのレンタル移籍で合意に近づいているという。移籍形態は今季終了時までのレンタル移籍で、契約には2500万ポンド（約35億円）での買取オプションも付随する模様だ。

　当初、ミランは今冬の移籍市場でストラスブールに所属しているフランス人DFモハメド・シマカンの獲得を目指していた。同選手は今季のリーグ・アンで19試合連続のスタメン出場を飾っていたが、9日に行われた第19節ランス戦でひざを負傷した。手術が必要となり、約2カ月の離脱を強いられることが決まっていた。これを受けて、ミランは今冬のメインターゲットを変更。トモリの獲得に向けて本腰を入れて動いていた。

　ミランのテクニカル・ディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏は、トモリの移籍について「彼はミラン加入に近づいている。我々とチェルシーは彼の移籍を確定させるかどうかの段階まで話を進めている。けれども、些細なことで全てが壊れてしまうことも事実だ」とコメント。「我々は、彼の持つクオリティが現在のミランの守備陣にうまく融合すると考えている。それが彼を欲しがった理由だ」と続け、移籍交渉は大詰めの段階に達していることを示唆した。

　現在23歳のトモリは2015−16シーズンのプレミアリーグ第38節レスター戦でトップチームデビューを飾った。その後はブライトン、ハル・シティ、ダービー・カウンティへのレンタル移籍を経験しており、昨シーズンからチェルシーに復帰。公式戦22試合に出場し2ゴールを挙げた。今シーズンはここまで公式戦4試合の出場にとどまっている。