第66回小学館漫画賞に「デデデデ」「チェンソーマン」「ショコラの魔法」など

第66回小学館漫画賞が発表された。一般向け部門は浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」と泰三子「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」、少女向け部門は藤沢志月「柚木さんちの四兄弟。」、少年向け部門は山本崇一朗「からかい上手の高木さん」と藤本タツキ「チェンソーマン」、児童向け部門は松本しげのぶ「デュエル・マスターズ」シリーズ」とみづほ梨乃「ショコラの魔法」がそれぞれ受賞した。

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「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」は突如“侵略者”と呼ばれる存在に脅かされることとなった世界で、一見普通だが何かが決定的に変わってしまった日常を送り続ける女子たちを中心とした物語。週刊ビッグコミックスピリッツ（小学館）で発表されている。また「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」はモーニング（講談社）で連載中。成り行きで警察官になった新米の川合と、彼女の指導員で元刑事部のエース・藤部長の女性警察官によるコンビを描くコメディだ。

少女向け部門に選ばれた「柚木さんちの四兄弟。」は、2年前に両親を亡くした柚木家の4人兄弟を軸に展開される青春グラフィティ。ベツコミ（小学館）で連載されている。少年向け部門を受賞した「からかい上手の高木さん」はゲッサン（小学館）で連載中。思わせぶりな女子中学生の高木さんに翻弄される男子・西片の受難を描いた青春コメディで、これまでに2度にTVアニメが放送された。同じく少年向け部門に輝いた「チェンソーマン」は、悪魔が存在する世界を舞台にしたダークヒーローアクション。同作は週刊少年ジャンプ（集英社）にて発表された作品で、MAPPA制作によるアニメ化も決定している。

児童向け部門に選出された「デュエル・マスターズ」シリーズは、カードゲーム「デュエル・マスターズ」を題材とした作品。月刊コロコロコミック（小学館）で連載されている。同じく児童向け部門を受賞した「ショコラの魔法」はちゃお（小学館）で発表されている物語。ショコラティエであり魔法使いのショコラを主人公に描くダークファンタジーで、今年初夏に山口真帆主演による実写映画の公開が発表されたばかりだ。

第66回小学館漫画賞の審査委員は、かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子の6人が務めた。受賞者には正賞として中野滋によるブロンズ像「みのり」と、副賞として賞金100万円が授与される。

※記事初出時、一部出版社名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。