「男のために痩せる」はダメ! ゆりやんレトリィバァのトレーナー・岡部友さん直伝 2ポーズから始めるメンタル革命ボディメイク

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2021年01月20日 12:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真岡部友
岡部友

「今年こそ痩せてきれいになりたい…!」その決意、何度目ですか? ――お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァさんのダイエットを大成功させ、“師匠”と呼ばれるパーソナルトレーナーの岡部友さんは、ダイエットが続かない理由について、このように語ります。

「“人からきれいと思われたい”“好きな人のために痩せたい”ではキツい運動も食事制限も続きません。自分がポジティブな人生を送るために鍛えるんだというマインドを持てるかどうかが、トレーニングを続けられる鍵になります」。

 自分に自信が持てる体作りやマインドセット、今日から始められるトレーニング方法について教えていただきました!

岡部友
岡部友さん。高校卒業後にアメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中にプロアスリートに指導できるスポーツトレーナーの資格NSCA-CSCSを取得。2016年には女性専用フリーウェイトジム「Spice up Fitness」をオープンし、多くの女性の悩みをトレーニングにより解決に導く。厳しい言葉の中にも愛を感じる温かな人柄も人気。

痩せたいなら野生に還れ! “燃えやすい体”に切り替える

 体作りの第一歩は、食事の見直しから。てっきり「3食しっかりバランスよく」とおっしゃるかと思いきや、「野生の動物は太っていないでしょう? お腹が空かないと狩りに行かないからです。つまり、お腹が空いたときにしか食べない。人間も同じようにお腹が空いたときにしか食べないように習慣を変えれば、本来動物として持つ体の機能が覚醒して、“燃えやすい体”に切り替わります!」と岡部さん。

岡部友

「今日からすぐに始められることは、何かを食べるタイミングで『本当に今お腹が空いているのか』と自分に問うこと。それだけで摂取カロリーがかなり減ります」。これは間食だけでなく、朝・昼・晩の食事も対象です。「仕事だから今ランチを食べないと、次の食事が6時間後になってしまう…と心配になってお腹が空いていなくても食べてしまうかもしれませんが、それをやめてみましょう。意外と平気なんですよ、死なないし(笑)」。

 人間はふだん食事の糖分から活動するエネルギーを補っていますが、食べなくても一定期間生きていけるのは、脂肪をエネルギー源として体に蓄えているから。しかし、ほとんど空腹になることがない日常では脂肪は使われずに溜まるばかりで、脂肪を使うための体の機能も眠っている状態に。そのため、あえて空腹になるまで食べないようにすることで、体のスイッチが脂肪を燃やす方に切り替わるそう。

「体のスイッチが切り替われば体が脂肪をエネルギーとして使うようになるので、空腹でもイライラしなくなるし、疲れにくくなっていきます。むしろパフォーマンスが上がっていると実感できますよ!」。

トレーニングはトレーナーに言われてやるものではない

 食事の見直しと同時に考えたいのが、トレーニング方法。まずはどんなトレーニングから始めればいいかを聞いてみると、岡部さんから逆質問が。

「トレーナーに『このトレーニングメニューを毎日やってください』と言われるままにやって、本当に頑張り続けられますか?」。

 確かに、筋トレ本に書かれている目安の回数やセット数でトレーニングを始めても、自分にはキツすぎて続けられなかった経験が…。

「トレーニングで最も大切なことは“継続”ですから、本当に続けられる内容かどうかを自分自身で把握し、調整していく必要があります。習慣にできないトレーニングは、まだあなたには早いということです」。

自分基準を見つける! 2つのウェイクアップ・トレーニング

「まずは2週間、毎日できるトレーニングを探すことから始めましょう。運動習慣がない人であれば、最初はお風呂の後にストレッチをするとか、習慣にできそうなことなら何でもいいです。取り組む時間も運動強度もちょうどいいトレーニングを“人体実験”をするようにして探します」

 ということで、その最初の目安になりうる2つのトレーニングを教えていただきました。

[お尻の筋肉を鍛える]グルーツブリッジ

グルーツブリッジ

‐欧砲△むけになり、膝を立てます
かかとをお尻に近づけすぎないように注意。

グルーツブリッジ

△尻を引き上げます
お腹に力を入れて、お尻を引き上げます。このとき膝の角度が90度、肩から膝のラインが一直線になるように意識しましょう。お腹とお尻に力を入れ、その筋肉の収縮によって自然に腰が上がっていくイメージで行います。2秒ほど姿勢をキープしたらお尻を床に下ろし、 銑△魴り返します。

[体幹を鍛える]プランク

プランク

うつぶせになり、肘を立て、足は肩幅よりやや広めに開きます。お腹に力を入れてお尻を引き上げてキープ。この姿勢を保ったまま、肘をお腹側に引き寄せるようにすると、お腹に負荷がかかるため、より効果的です。

「この2つのトレーニングを2週間続けられたら、次のレベルにステップアップ。エクササイズの種類を増やしたり、強度を上げたりしてみましょう。もし続けられないと自分を責めてメンタルが落ち込んでしまうくらいなら、トレーニングの強度を下げましょう」。

きれいになりたいなら“継続”を味方につけて!

 トレーニングの強度を下げるといっても、それはあくまで運動強度が合っていないと感じる場合だけ。ただ漠然とやりたくない、頑張れそうにないという心が継続できない理由なら、「きれいになることを諦めるしかないですね…」と岡部さんからも厳しいお言葉が。

「きれいな体、健康な体を手に入れるためには、生活の中で運動の優先順位を上げていくことが必須です。健康な人がきれいになりたいという気持ちだけで運動を続けていくのは大変なこと。それでもなりたい体に近づくためには食事管理や運動が大事で、ただやるか、やらないか、それだけなんです。もし習慣づけの時点でやりたくないと感じるのであれば、強度や目標を下げて、継続できるレベルに変更を。変わりたいという想いがあるなら、最初からキツいトレーニングを課すのではなく、お風呂後のストレッチなど簡単なものでもいいので継続できるものから始めましょう。まずは自分に合ったトレーニング見つけて継続し、段々とステップアップしていくことを目指して。それができればみんな変われます!」。

ゆりやんレトリィバァさんも経験したメンタルの変革期

 今でこそ体重マイナス37キロを達成し、健康的なボディを手に入れたゆりやんレトリィバァさんも、一度は元の体重に完全にリバウンドした時期もあったといいます。

「ゆりやんも知識を身につけてからは、私が言わなくても自主的に取り組むように変わっていきました。例えば食事指導なら、どうしてその食事を選ぶかの“どうして”の部分をすべて教えたんです。理論を知ることで健康になれる食事をすすんで選ぶようになっていきました」。

本当の意味で美しい女性とは?

 これからトレーニングを始めようと考えている人には、ゆりやんさんのように能動的に取り組めるようになってほしいという岡部さん。

「フィットネスに対して、美容や健康への投資という感覚でいれば、もっと能動的に取り組めるのではないかと感じています。株式や不動産と同じく自分の体への投資ですから、勉強せずに表面的な回数をこなすだけでは継続できず、失敗してしまうのは当然。知識を身につけ、体の仕組みをロジカルに理解することができれば、もし『食べたい』『トレーニングがキツい』と思うことがあっても、なぜトレーニングが必要かという根本に立ち返って自分をコントロールすることができます。人に言われてやるのではなく、健康に、きれいになっていく方法を自分で選択できるようになると、楽しくなるし、どんどんきれいになっていけます。それを継続してきたことを自信に変えて、ポジティブに生きる糧にできたら、本当の意味で美しい女性になれたということではないでしょうか」。

取材・文=箕浦 梢 撮影=島本絵梨佳


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