第164回「芥川賞」は宇佐見りん氏 「直木賞」は西條奈加氏 ともに初候補で獲得

44

2021年01月20日 17:21  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

写真『第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞』を受賞した(左から)宇佐見りん、西條奈加(C)宇壽山貴久子(C)冨永智子
『第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞』を受賞した(左から)宇佐見りん、西條奈加(C)宇壽山貴久子(C)冨永智子
 日本文学振興会は20日、「第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、「芥川賞」は宇佐見りん氏(21)の『推し、燃ゆ』、「直木賞」は西條奈加氏(56)の『心淋(うらさび)し川』を選出した。芥川賞の候補だったロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観(36)、直木賞の候補だった人気グループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)は、惜しくも受賞を逃した。

【写真】『第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞』決定の瞬間

 宇佐見氏は1999年5月16日静岡県沼津市生まれ。2019年『かか』で第56回文藝賞を受賞。同作を単行本化した『かか』でデビューし、第33回三島由紀夫賞を受賞、第42回野間文芸新人賞の候補になった。

 西條氏は1964年11月9日北海道中川郡池田町生まれ。東京英語専門学校卒。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。11年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞受賞。14年に『まるまるの毬(いが)』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。

 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。

 前回の第163回では、芥川賞は高山羽根子氏の『首里の馬』、遠野遥氏の『破局』の2作、直木賞は馳星周氏の『少年と犬』がそれぞれ受賞した。

■第164回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)※作者五十音順・敬称略
宇佐見りん『推し、燃ゆ』(文藝秋季号)
尾崎世界観『母影』(新潮十二月号)
木崎みつ子『コンジュジ』(すばる十一月号)
砂川文次『小隊』(文學界九月号)
乗代雄介『旅する練習』(群像十二月号)

■第164回直木三十五賞 候補作(出版社)
芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』(文藝春秋)
伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社)
加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社)
西條奈加『心淋し川』(集英社)
坂上泉『インビジブル』(文藝春秋)
長浦京『アンダードッグス』(KADOKAWA)

■選考委員
【芥川賞】小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一
【直木賞】浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき
※五十音順・敬称略

このニュースに関するつぶやき

  • 見事にお二人とも知らない!��������まあ、宇佐見さんは新人だけど。「文藝春秋」また買わなきゃ。西條さんは時代小説では有名な方だったとは・・・
    • イイネ!10
    • コメント 6件
  • このご時世でもきちんと新喜楽で選考するんだね。まあそろそろ100年に近くなってきた歴史があるから(おれは受賞作品を読んだ事は殆ど無いけど)
    • イイネ!13
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(15件)

ニュース設定