西條奈加氏『直木賞』受賞は「幸せ感というより不安の方が大きい」 講評も素直に受け止める

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2021年01月20日 19:31  ORICON NEWS

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写真『第164回直木賞』を受賞した西條奈加 (C)ORICON NewS inc.
『第164回直木賞』を受賞した西條奈加 (C)ORICON NewS inc.
 『第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞』の贈呈式が20日、都内のホテルで行われ、芥川賞に選出された宇佐見りん氏(21)、直木賞の西條奈加氏(56)が出席した。

【動画】受賞後すぐの会見!喜びの気持ちを明かす西條奈加氏

 今回の『第164回芥川賞・直木賞』は、芥川賞は宇佐見氏の『推し、燃ゆ』(文藝秋季号)が受賞。一方、直木賞は西條氏の『心淋し川』(集英社)が選出された。

 西條氏は受賞した感想を問われ、「今はただ緊張してます、受賞の連絡を受けるまではのんきに構えていた。電話をいただいてから、急に汗が出たり、声が上ずったりしている状態です」と、まだ受賞の現実味がないと語った。「戸惑いのほうが大きくて、もちろんうれしいし、光栄ではあるんですけど、幸せ感というよりはこのあと、どうしたらいいか不安の方が大きい。幸不幸の量としては丁度同じくらいかなと思っています」と心境を明かした。

 講評で欠点がない所が欠点と評価されたことについて、「欠点がない所が欠点というのはある意味、最大の欠点かなと思います」と説明。「小説はいろんな意味で尖っている方が良いんだろうなと思うんですけど、私はよくバランスがいいと評価される。私の長所でもあり、短所でもあると思う。欠点がないと言われることは非常に納得がいきます。決して喜んではいいことばかりではないんですけど、自分の中でストンと落ちるものがありました」と、講評の言葉を受け止めた。

 本作が受賞したことについて、「ある意味、地味な作品といいますか、もっと滑稽なものも書く。私にしてはシリアスで結構地味なもの。それが評価されたのは若干驚きもあったんですが、うれしいものもありました」と喜んだ。

 最後に「今こういう大変な状況になって、私の生活そのものは家で原稿を執筆するだけですので、それほど変わらないんですけど、読者の存在をより身近に、前よりも意識して考えるようになった。読者に読んでもらって初めて、小説というのは完成するものではないかなという意識が非常に強くなりました。この場を借りて、読者の皆さまにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました」と感謝した。

 西條氏は1964年11月9日北海道中川郡池田町生まれ。東京英語専門学校卒。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。11年に『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞受賞。14年に『まるまるの毬(いが)』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞した。


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  • 尾崎とNEWSの過剰推しが見事に的外れでワロタw 尾崎なんて今朝のめざましで自分の本紹介してたしww https://mixi.at/a1W7OyJ
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  • 何年か前に善人長屋とか烏金とかの時代物を読んだなぁ、確かに心に突き刺さるようなお話を書く方ではないけど、娯楽にはちょうどいい塩梅といった印象。おめでとうございます!
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