リーガ・エスパニョーラ第19節が20日に行われ、ヘタフェとウエスカが対戦した。ヘタフェのMF久保建英は移籍後2試合目で初のスタメン入りを果たし、2列目の右サイドで80分までプレー。ウエスカのFW岡崎慎司は3試合連続のベンチスタートで79分に途中出場し、約1分間ながら日本人対決が実現した。
ヘタフェは前節のエルチェ戦で4試合ぶりの勝利を収め、第18節を終えて5勝5分7敗(1試合未消化)で13位。昇格組のウエスカは3連敗中で5試合勝利から遠ざかっており、これまで1勝9分8敗で最下位に沈んでいる。
試合はアウェイのウエスカが先にチャンスを作り、11分にダニ・エスクリチェが相手最終ラインをうまく飛び出し、巧みなトラップから左足を振り抜いたが、これは左ポストをかすめる。13分にはラファ・ミルがエリア左から狙ったが、シュートはGKルベン・ジャニェスにキャッチされた。
一方のヘタフェは久保が積極的に攻撃に絡む。17分に久保のパスを受けたアラン・ニョムがエリア前左からミドルシュート。直後の18分には久保がエリア前右のFKで直接ゴール右を狙ったが、どちらもGKアルバロ・フェルナンデスにセーブされた。
主導権を握るヘタフェは28分、エリア前中央のマウロ・アランバリがこぼれ球を右足ダイレクトで叩いたが、シュートは惜しくも左ポストに直撃。35分には右サイドのエリア脇でFKを得ると、再び久保が直接狙ったが、これはGKフェルナンデスにキャッチされた。
後半に入って59分、ヘタフェはアランバリがエリア前中央からダイレクトシュートを放ったが、GKフェルナンデスの好セーブに阻まれる。それでもヘタフェは70分、敵陣中央のカルレス・アレニャがエリア右へスルーパスを送ると、走り込んだアランバリがGKの股を抜くシュートを突き刺して先制点を挙げた。
1点を追うウエスカは後半アディショナルタイム3分、ミケル・リコがエリア前中央でセカンドボールをダイレクトで叩くと、シュートは相手選手に当たってコースが変わったが、これはGKジャニェスに阻まれた。直後の右CKの流れで、ゴール前の混戦からホルヘ・プリードが押し込んでゴールネットを揺らす。しかし、混戦の際に味方のハンドがあったとしてノーゴールの判定となった。
試合はこのままタイムアップ。ヘタフェが1点を守って勝利し、今シーズン初の連勝。ウエスカは4連敗を喫し、6試合未勝利(1分5敗)となった。
次節、ヘタフェは25日にアウェイでアスレティック・ビルバオと、ウエスカは23日にホームでビジャレアルと対戦する。
【スコア】
ヘタフェ 1−0 ウエスカ
【得点者】
1−0 69分 マウロ・アランバリ(ヘタフェ)