『知ってるワイフ』大倉忠義が体現するリアルな人間模様 ファンタジー要素にも進展が!?

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2021年01月22日 06:11  リアルサウンド

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写真『知ってるワイフ』(c)フジテレビ
『知ってるワイフ』(c)フジテレビ

 人生をやり直したことで、今まで気付かずに過ぎてきたことが明るみになる。元春(大倉忠義)は、澪(広瀬アリス)が元から“モンスター妻”だったわけではなく、自分が変えてしまったのだと、やっと悟ることに。『知ってるワイフ』(フジテレビ系)の第3話は、せっかく“理想の妻” 沙也佳(瀧本美織)と暮らすも居心地の悪さを感じてしまう元春と、相変わらず屈託のない笑顔で元春を慕う“会社の後輩”の澪の姿が描かれる。


【写真】ダメ夫元春演じる大倉忠義


 自分が過去から来たことに、澪が気付いているのではないかと危惧する元春であったが、澪はいたって普通に振る舞う。しかし澪とコミュニケーションをとる機会は避けようもなく訪れ、元春はこれを偶然とは捉えられなかった。不思議に思った元春は、タイムスリップのきっかけとも言える人物・小池良治(生瀬勝久)のもとを訪れ、澪との“縁”について質問を投げかける。すると小池は、「いくら人生を変えてもつながりがある人間たちは変わらない。必ず引き合い、目の前に現れる」と話し、縁はなかなか切れないものだと諭すのであった。元春がタイムスリップした日に人生ゲームをしていた小池の手元に今回あるのは、集中力ゲーム。磁石が仕込まれた玉は無情にも連なるようにくっつき、それはあたかも元春の今の状況をなぞらえるかのようだった。


 第3話にしてようやく元春は、自分が澪を変えてしまったことに気付く。澪が己の人生の中で望んでいたこと、目指していたもの、それらを諦めさせてしまったのではないかと自責の念に駆られる姿さえ見受けられた。


 第1話では妻のことを愚痴るばかりの夫であったが、このタイムスリップを経て改めて澪の魅力を再確認することになる。さらに元春にとって、過去の記憶を持たない澪に質問をすることはある種の“答え合わせ”にもなっていた。自分がやってきたことのどこを正すべきか、澪の気持ちはどうだったのか、銀行員となった澪にひとつひとつ確認することで真実を紐解いていく。その中で、澪の気持ちを台無しにしてしまったことに気付いた元春の苦しみと、かつての生活で元春を笑顔にできず苦しんでいだ澪の姿が畳み掛けるように描かれ、胸が苦しくなる。


 あまりにリアルな人間模様に、観る者が一言物申さずにはいられない、まさに視聴者参加型のドラマとも言える『知ってるワイフ』。第3話の終盤で元春から「俺がぶち壊したのか」の台詞が聞けた瞬間に、私たちはある種のカタルシスを得ることができたのではないだろうか。この言葉は澪の気持ちに寄り添うことを通して一人ひとりの「自分を理解してもらいたい」という感情を満たしてくれた。人は誰しもが「わかってもらいたい」生き物なのである。


 さらにラストには、澪の母である久恵(片平なぎさ)が、元春と澪の元の関係を知っているという衝撃の展開が。久恵が2人の関係をなぜ知っているのかは定かではないが、今後思わぬキーパーソンになる可能性を秘めた。そしてタイムスリップを元春に勧めた小池は何者なのか。元春と澪の結婚生活を描いた物語とは別に、ファンタジー要素の部分も徐々に明かされていき、盛り上がりは加速する。


(Nana Numoto)


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