閉店BGMでよく聞くあの曲、実は「蛍の光」とは別のよく似たワルツ曲だった/毎日雑学

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2021年01月22日 06:41  ダ・ヴィンチニュース

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写真閉店BGMでよく聞くアノ曲、実は「蛍の光」とは別のよく似たワルツ曲だった/毎日雑学
閉店BGMでよく聞くアノ曲、実は「蛍の光」とは別のよく似たワルツ曲だった/毎日雑学

 今回は「蛍の光が閉店のBGMというのは勘違い」ということで、音楽にまつわる雑学を紹介します。

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 デパートなどの閉店のBGMといえば、誰もが「蛍の光」を思い浮かべるのではないでしょうか?

「蛍の光」は卒業式の定番にもなっており、日本国民であれば一度は聞いたことがある曲です。

「別れ」を連想させるため閉店BGMに「蛍の光」が採用されていると思われていますが、実はそれは勘違いなのです。

閉店BGMは蛍の光ではない

 冒頭でも軽く解説しましたが、閉店BGMとして使われている楽曲は実は「蛍の光」ではありません。

 蛍の光に非常によく似た楽曲というだけで、「別れのワルツ」という楽曲名なのです。

 卒業式の定番であり「別れ」を連想させることから、いつの間にか閉店BGMが「蛍の光」という誤解を生んでしまったのです。

 非常に紛らわしいですが、二曲を聞き比べてみると微妙に違うことがわかりますので紹介していきます。

原曲はスコットランド民謡

「蛍の光」と「別れのワルツ」がなぜここまで酷似しているのかというと、どちらも同じ原曲をアレンジしたものだからなのです。

 この2曲の原曲はスコットランド民謡である「オールド・ラング・サイン」という楽曲です。

 聞けばわかると思いますが、よくご存じの蛍の光や別れのワルツによく似ています。

「オールド・ラング・サイン」はイギリス北部のスコットランドに古くから伝わる民謡です。

 曲は古い友人と再会を喜び合い、別れを惜しみながらもまたの再開を願うといった内容になっています。

 結婚式などのお祝いごとでは古い友人と再会することも多く、お祝いごとを終えるとまたしばらく友人と会えなくなります。

 そのため、スコットランドではお祝いごとなどの行事で歌われることが多いそうです。

蛍の光

 続いて「蛍の光」がどのように誕生したのかについてです。

 蛍の光は「オールド・ラング・サイン」にそのまま日本語の歌詞を付けてアレンジした楽曲です。

 元々は海軍学校の卒業式で歌われていた曲でしたが、別れの曲として広く知られるようになっていきました。

 そのため、小学校や中学校で全国的に卒業式の定番ソングとして定着していったのです。

閉店BGMでよく聞くあの曲、実は「蛍の光」とは別のよく似たワルツ曲だった/毎日雑学

別れのワルツ

 続いて「別れのワルツ」という楽曲について解説していきます。

「別れのワルツ」はそのまま日本へやってきたのではなく、一度アメリカを経由してから日本へ伝わった楽曲です。

 別れのワルツが日本に伝わったのは1949年のことであり、アメリカ映画「哀愁」のワンシーンでBGMとして使われていた楽曲でした。

 映画の中では主人公と恋人がクラブでダンスを踊るシーンがありました、このシーンにBGMとして使われていた楽曲が「オールド・ラング・サイン」だったのです。

 そして、ダンスはクラブの閉店間際のシーンで踊られていたことから、後に閉店BGMとして定着していったのです。

 映画「哀愁」は当時大ヒットしたそうで、これが閉店BGMとして定着した一つの要因だったのでしょう。

別れのワルツは3拍子だった

 蛍の光は原曲と同じ4拍子でしたが、別れのワルツは映画で使用する際に3拍子の曲としてアレンジされていました。

 元々は映画のワンシーンで使われているBGMに過ぎませんでしたが、映画の大ヒットを受けてレコード化されることになりました。

 レコード化にあたって採譜・アレンジを担当したのが作曲家である古関裕而氏でした。

 連続テレビ小説「エール」のモデルとなった人物であり、「栄冠は君に輝く(夏の全国高等学校野球大会の歌)」や阪神タイガースの応援歌である「六甲おろし」の作者として有名です。

 古関裕而氏によって編曲された楽曲は「別れのワルツ」という曲名でレコード化されたのでした。

 別れのワルツは一度アメリカの映画を経由しましたが、別れのワルツも蛍の光も作曲したのは日本人だったのです。

3拍子と4拍子って?

 最後に「3拍子と4拍子の違い」について解説していきます。

 別れのワルツは3拍子の楽曲で、蛍の光は4拍子の楽曲だということは解説しました。

 しかし、あまり音楽に詳しくない人にとっては3拍子や4拍子といっても伝わりにくいかもしれません。

 かなり簡単に言えば、3拍子は「いち、に、さん、いち、に、さん」と3拍でカウントする曲のことです。

 そして、4拍子は「いち、に、さん、し、いち、に、さん、し」と4拍でカウントする曲のことです。

 ラジオ体操などはまさに「いち、に、さん、し」とカウントすることから、4拍子の楽曲の代表とも言えるでしょう。

 以上が「蛍の光が閉店のBGMというのは勘違い」という雑学ついてでした。

まとめ

 デパートなどの閉店で使われているBGMは「蛍の光」ではなく、「別れのワルツ」という曲である。

「蛍の光」と「別れのワルツ」が酷似しているのは、どちらもスコットランド民謡である「オールド・ラング・サイン」をアレンジした楽曲だからである。

 蛍の光は「オールド・ラング・サイン」に日本語の歌詞を付けてアレンジしたものであり、海軍学校で歌われたのが最初とされている。

 別れのワルツはアメリカ映画「哀愁」のダンスシーンに使われたBGMを、古関裕而氏が採譜・アレンジした楽曲である。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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このニュースに関するつぶやき

  • 初っ端で「原曲はスコットランド民謡」と書いといて「別れのワルツも蛍の光も“作曲”したのは日本人」‥‥作曲と編曲の違いを分かってないし、長々と書いてる割には所詮「同じ曲のアレンジ違いに過ぎない」。
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  • 蛍の光の歌詞で歌ってみると分かる。蛍の光は詩も弱起に合っていて歌いやすいが、別れのワルツは間延びして変な感じになっちゃうから。特に「窓の雪」とか「重ねつつ」はイントネーションも合わない。
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