「ストレスで生理が遅れる?」妊娠以外で生理が遅れる場合に考えられること

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2021年01月22日 06:41  ダ・ヴィンチニュース

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写真妊娠以外で生理が遅れる場合に考えられること
妊娠以外で生理が遅れる場合に考えられること

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

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 正常な月経周期は25〜38日と定義されていますが、毎月40日くらいでコンスタントに月経が来ており、基礎体温上はっきりと排卵が確認できる場合、必ずしも「異常」であるとは言えません。

 では「生理が遅れている」というのはどういう状態を指すのでしょうか。普段の月経周期が、ずれても1〜2日程度の誤差で、ほぼ同じ周期で来ている人の場合は、いつもの周期から計算した「月経予定日」を7日以上過ぎても月経が来ない場合、明らかに月経が「遅れている」と言えるでしょう。逆に普段の月経周期にばらつきが大きい場合、そもそもいつが「月経予定日」なのかが割り出せないこともあります。この場合、前の月経から45日以上たっても月経が来なければ「少し遅れている」状態、60日以上たっても来なければ「かなり遅れている」状態と認識した方がよいと言えます。

 月経が遅れた場合に、まず確認が必要なのが「妊娠していないかどうか」です。性行為の経験がない、最後の性行為が半年以上前、という人以外は、月経が遅れていたらまずは妊娠反応を確認しましょう。年齢的に妊娠の確率が低い場合も、妊娠していないかどうかの確認は必要です。

 妊娠していないのに月経が遅れている場合、原因として多いのは「卵巣機能の低下」です。卵巣機能が低下する原因は、加齢・栄養やカロリーの不足・体重の増減・高プロラクチン血症・甲状腺機能異常など多岐にわたります。よく、「ストレスで生理が遅れた」という話を耳にするかもしれませんが、「ストレス」という物質があるわけでもなければ、「ストレス」が直接月経を遅らせるわけでもありません。

「ストレス」であると本人が自覚する、何らかの心身の負担は、脳の「前頭前野」という部分にダメージを与えます。この前頭前野がうまく働かなくなると、「視床下部」という部分がその影響を受けて誤操作が起きやすくなります。卵巣から出る女性ホルモンは、脳の「視床下部―下垂体系」と呼ばれる「ホルモンの司令塔」から命令を受けて分泌されるため、「ストレス」によって前頭前野がダメージを受けると、卵巣への指令もうまく出なくなり、めぐりめぐって卵巣の機能が低下してしまうのです。

 普段順調に来ている月経が、妊娠以外の原因で遅れた場合、それは「脳に何らかのダメージが起きていますよ」というサインかもしれません。生活リズムや食事内容を見直したり、「ちょっと自分自身と向き合う」時間をとってみたりして、体からのサインをうまくキャッチしてあげてくださいね。

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