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写真![]() やっぱ変なマシンばかり!? 2021年版「ブッ飛び学生カスタム」 |
開催が中止となった東京オートサロン2021の代わりに、1月15日からオンラインで楽しめる「バーチャルオートサロン2021」が開催されています。
【画像】ハコスカに見えるけれど実はラシーン、それが「ラコスカ」
東京オートサロンは「やんちゃな学生カスタム」も見どころの1つ。オトナにはない感性や自由な発想で、過去にも変なヤツ、ヤバイマシンがたくさんありましたが今回はどうだったのでしょう。来場者の代わりに会場を回るネット放送「オートサロンTV」などから、東京オートサロン2021に出展予定だった2021年版ブッ飛び学生カスタムマシンを楽しんでいきましょう。
●運転席が前後にあるニコイチ車 トヨタ東京自動車大学校「Vit2」 スイッチバックすんの?
いきなり見た目のインパクトで攻めてきたのはトヨタ東京自動車大学校の「Vit2」です。チューニングカー誌オプションのYouTubeチャンネル「VIDEO OPTION」で東京オートサロン2021に出展予定だったカスタムカー3台を披露しました。
中でも「あーあ(笑)」だったのがVit2。2台の初代ヴィッツを半分に切断し、前半分同士をくっつけたニコイチカスタムにしちゃいました。ブッ飛んだ海外のカスタム系動画で見た記憶のある世界が……こんな近くにも来ていました。
Vit2は、どちらにもエンジン、駆動輪、運転席やステアリング機構があり、「気分によって乗る向きを変えられる」「走るときは2人で息を合わせて。シンクロして仲良くなれる」ことがポイントのようです。フュージョンかな、エヴァ13号機かな。
うまく走れば、ギュンと超小回りしたり、ナナメに進んだり。あ、前後どちらにもステアリング機構があるということは、「クルマ好きがショッピングカートでついやっちゃうこと」の実物版ができるのかも……ですね。
●ハコスカに見えるけれど実はラシーン 日産京都自動車大学校「ラコスカ」
前から見ると確かにハコスカ……。それが、日産京都自動車大学校が製作した「ラコスカ」です。
パッと見は旧型スカイラインのハコスカ顔で、フロントガラスやボンネットラインにもあまり違和感がない、ビシッと渋い角張ったデザイン。でも、側面→後ろに行くにつれて、あれ何か違うぞとだんだん不思議な感覚に陥ってくる面白いスタイルです。
ベースは、平成初期〜中期に低ルーフのカクカクデザインで人気を博したクロスオーバーSUV「日産・ラシーン」。要所にハコスカのホンモノパーツを使い、側面は当時のスカイラインの象徴である「サーフィンライン」もちゃんと再現していました。
●ジープの世紀末シャコタン仕様 専門学校静岡工科自動車大学校 「jeepleberatio」
専門学校静岡工科自動車大学校からは三菱・ジープの世紀末風カスタム「jeepleberatio」が登場。ジープのようなオフロード車のカスタムと言えば車高を上げるリフトアップが一般的ですが、こちらは極限までシャコタンにしました。いろいろむき出しで、もはやベース車が何かも分かんねぇ。
ジープをシャコタンにしたいの軽い気持ちから製作したというこのマシンは、パーツの自作から始まり、いろいろ外してくっつけて、エアサス化し、一人乗り仕様に。エンジンとトランスミッション以外はほとんど加工したとのことです。
●鴻巣市の特産「ひな人形」カスタム 関東工業自動車大学校「Hinadollcar with KANTO」(YouTube/オートサロンTV 2021.01.17から、以下同)
関東工業自動車大学校は、所在地の埼玉県鴻巣市とコラボした日産・キューブベースのカスタム「Hinadollcar with KANTO」を公開しました。和風だ!
鴻巣市は「ひな人形」が特産品。そこでカスタムカーもひな人形に敬意を表しました。
それにしてもカラーリングが見事! 左右でがらりと印象が変わる装いが鮮やかです。カッティングシートなどではなく、完了まで1カ月もかけた手塗装だそうです。内装もお雛さま仕様。シートにひな人形に使われる美麗な生地を使い、荷室にはお内裏さまとお雛さまが並んで鎮座していました。
今後、車検を通し、鴻巣市や学校のPRで活用していく予定だそうです。
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