カンガルーが機内で跳ねる可愛い光景 法改正で「これが最後かも」と話題に(米)<動画あり>

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2021年01月23日 05:11  Techinsight Japan

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野生動物保護プロジェクトの一環で移送されるカンガルーの赤ちゃん(画像は『AASTEWS Living Life In The Sky 2021年1月17日付Instagram「WHYYY aren’t I ever on the animal transport flights?」』のスクリーンショット)
米国では多くの航空会社が、犬や猫などセラピーアニマルの機内への同伴を許可している。このほどパシフィック・サウスウエスト航空機にカンガルーの赤ちゃんが搭乗し、飛行機の通路を跳ねる可愛らしい様子を収めた動画が話題を呼んでいる。『The Independent』『Fox News』などが伝えた。

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日本において飛行機内に同乗できる動物は、盲導犬や聴導犬などの介助犬に限り許可証付きで認めているという航空会社が大半だ。一般的なペットの場合は申請したうえで貨物室にて輸送されるが、密閉空間のストレスにより命を落としてしまうこともあるという。

一方、アメリカでは訓練された介助動物はもちろんのこと“精神的サポート用の動物”の持ち込みが認められており、犬や猫などの一般的なペットとの機内同伴が可能だ。

1月17日、パシフィック・サウスウエスト航空(PSA)のノースカロライナ州シャーロットからバージニア州ニューポートニューズへのフライトではカンガルーの赤ちゃん“ハリー(Harry)”が搭乗し、客室乗務員や搭乗客を和ませたという。ハリーは赤ちゃんカンガルーを移動させる野生動物保護活動の一環で、世話係に付き添われて搭乗した。

そんなハリーが飛行機の通路に降り立った瞬間を、客室乗務員のボビー・ウェストンさん(Bobby Weston)が動画に収めた。

動画に映るハリーは初めての場所に戸惑っているようで、あたりをキョロキョロと見回している。ハリーにはケージの代わりに安心して休める毛皮の袋が用意されており、マスク姿の男性が袋をもってハリーを誘導する。

ボビーさんは「ハリーはついてくるわよ。進んでいって」と男性に通路の先へ向かうよう指示し、恐る恐るながらもハリーが進んでいくのを確認すると「もっと先まで行けるわよ、ほら」「ハリーは飛び跳ねたがっているわ」と男性に奥に進むよう促した。

するとハリーも慣れてきたのか、次第にジャンプをして男性のもとへ向かっていった。

ボビーさんがこの動画を自身のインスタグラムに投稿したところ、PSAの経営母体であるアメリカン航空が客室乗務員を紹介するアカウント「AASTEWS Living Life In The Sky」に取り上げられ、動画は瞬く間に拡散した。

動画を見た人からは「かわいすぎる!」「私もカンガルーのいる飛行機に乗ってみたい!」「僕はたまたまこのカンガルーの横にいたんだけど、本当に可愛かったよ!」などのコメントが寄せられた。

しかしなかには昨年12月に米運輸省が発表した「航空アクセス法」の改正で、「なんでこのカンガルーは搭乗できているんだ?」と疑問の声も見受けられた。

これは「アニマルセラピー制度」について、ポニーや豚、クジャクを搭乗させようとして断られる者が出るなど、常識を逸した同伴が問題になっていた背景がある。これを受けて新規定では「今後は無料で同伴できるのは介助犬のみ」との改正がなされたのだった。

だが新規定は2021年2月より施行されるため、あるユーザーから「ハリーは滑り込みセーフだね」といったコメントが届いており、カンガルーが機内で見られる最後の動画だったのかもしれない。



画像は『AASTEWS Living Life In The Sky 2021年1月17日付Instagram「WHYYY aren’t I ever on the animal transport flights?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

このニュースに関するつぶやき

  • 介助犬以外でも無料で同伴できていたんだ…金払えばどんな動物でも同伴できるって事なのかねぇ??
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