50登板以上投げ新人王に輝いた投手 翌年の成績は?

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2021年01月23日 08:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

西武・平良海馬
平良海馬(西武)は、3年目ながら19年まで30イニングを下回っており、新人王の有資格者があったため、昨季パ・リーグの新人王に輝いた。平良の昨季成績を振り返ると、54試合に登板し、33ホールド、防御率1.87と抜群の安定感を誇った。

 昨年12月に行われた表彰式で「一生に一度の賞なので、獲れたことを嬉しく思います」と喜び、新シーズンに向けては「来年(2021年)は最優秀中継ぎを獲れるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

 平良と同じように50試合以上に投げ新人王に輝いた翌年に、ホールドが制定された2005年以降に最優秀中継ぎ投手を受賞した新人王投手を振り返っていきたい。

 まずは、2009年の当時巨人でプレーしていた山口鉄也氏だ。山口氏も入団4年目の08年に67試合に登板し、23ホールド、防御率2.32の成績を残し新人王に輝くと、翌09年は開幕前にWBC日本代表に選出され世界一に貢献。シーズンが始まってからも、セットアッパーとして球団記録を更新する73試合に登板し、9勝1敗、35ホールド、防御率1.27でリーグ3連覇の立役者となり、自身も最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。

 ソフトバンクに所属していた摂津正氏は、ルーキーイヤーの09年にシンカーを武器に、70試合に登板し、34ホールド、防御率1.27で最優秀中継ぎ投手と新人王の“W”受賞。翌10年も71登板、35ホールド、防御率1.27という成績を残し、2年連続で最優秀中継ぎ投手となり、チームのリーグ制覇にも貢献した。

 この2名が2年目に最優秀中継ぎ投手を受賞しているが、益田直也(ロッテ)は2年目の13年に33セーブを挙げ最多セーブに輝いた。平良は自身の目標に掲げた“最優秀中継ぎ投手”のタイトルを獲得することができるだろうか…

◆ホールドが制定された2005年以降に新人王に輝いた投手のシーズンと翌年の成績

山口鉄也(巨人)
08年:67試 11勝2敗23H2S 防2.32
09年:73試 9勝1敗35H4S 防1.27(最優秀中継ぎ投手)

摂津正(ソフトバンク)
1年目:70試 5勝2敗34H0S 防1.47(最優秀中継ぎ投手)
2年目:71試 4勝3敗38H1S 防2.30(最優秀中継ぎ投手)

牧田和久(西武)
11年:55試 5勝7敗22S1H 防2.61
12年:27試 13勝9敗0H0S 防2.43

益田直也(ロッテ)
12年:72試 2勝2敗41H1S 防1.67
13年:68試 2勝6敗9H33S 防2.76(最多セーブ投手)

山崎康晃(DeNA)
15年:58試 2勝4敗7H37S 防1.92
16年:59試 2勝5敗7H33S 防3.59

平良海馬(西武)
20年:54試 1勝0敗33H1S 防1.87
21年:?

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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