『鬼滅の刃』歴史的大ヒットで存在感ゼロ!? 同時期公開の“不運すぎる”邦画4作品

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2021年01月24日 13:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の大ヒットが続いている。東宝・アニプレックスの共同配給で昨年10月16日に公開となった同作は、全国365館+iMAX38館という大規模上映を展開し、累計動員2644万人、興収は361億円(1月19日時点)を突破。国内歴代1位の記録を更新中だ。

 コロナ禍のエンタメ界にとって、久々に希望をもたらす明るいニュースとなった一方、鬼滅ブームに追いやられ、存在感を失った同時期公開の邦画も多く存在する。業界関係者が「鬼滅にやられた……!」と嘆く作品とは――?

 まず挙げられたのは、吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務めた『きみの瞳(め)が問いかけている』(昨年10月20日公開、配給:ギャガ)だ。

「普段であれば一定の動員が見込める、泣ける純愛モノ。吉高が不慮の事故で視力と家族を失ったヒロイン、横浜はある罪を犯して夢を諦めた元天才キックボクサーという役どころでした。韓国映画『ただ君だけ』のリメークで、“胸キュン映画の達人”と呼ばれる三木孝浩が監督。公開規模も全国346館と力が入れられていましたが、初週土日の動員で、公開2週目の『鬼滅』に200万人以上の差をつけられ、話題にならないままフェードアウトしてしまいました」(芸能ライター)

 続いては、星野源と小栗旬がダブル主演の『罪の声』(昨年10月30日公開、配給:東宝)。

「作家・塩田武士のミステリー小説『罪の声』(講談社)の実写化で、グリコ・森永事件をモチーフとした骨太のストーリー。脚本をドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などで知られる野木亜紀子氏が務めていることや、星野と小栗の初共演などで注目度は高く、全国344館で上映がスタートしたのですが、こちらも『鬼滅』と公開時期がかぶったために初週1位を逃して2位止まり。その後、徐々にランキングを下げていきました。同作は鑑賞者の評判がかなり高かったため、制作サイドも悔しい思いをしたでしょうね」(同)

 綾野剛主演の『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』(昨年11月13日公開、配給:ワーナーブラザーズ)も同様で、全国347館の大規模上映ながら、世間の印象にはさほど残っていない。

「こちらは作家・中山七里氏の小説『ドクター・デスの遺産』(KADOKAWA)が原作。闇サイトで安楽死を請け負う連続殺人犯“ドクター・デス”を追うクライムサスペンスでした。刑事役の綾野の相棒となるのは、北川景子。うまくいけば、新たなバディものとしてシリーズ化も見込めたかもしれませんが、やはり『鬼滅』にやられて日の目を見ずに終わった印象です」(同)

 最後は大泉洋主演の『新解釈・三國志』(昨年12月11日公開、配給:東宝)。『今日から俺は!!』や『銀魂』シリーズなどのコメディー作品で知られる福田雄一が監督を務めた。

「大泉をはじめ、福田組と呼ばれるムロツヨシ、山田孝之、佐藤二朗、賀来賢人、橋本環奈、小栗旬ら豪華俳優陣が出演し、全国348館で上映を展開しましたが、初週でも『鬼滅』から1位を奪うことは叶わず……。大泉は昨年末の『第71回紅白歌合戦』(NHK)で司会を務めましたが、『鬼滅』主題歌を歌うLiSAの紹介中、『おかげで三國志っていう映画のヒットが目立たない』と恨み節をこぼす場面もありました」(同)

 各作品とも力の入れようは伝わるが、歴代1位の“鬼”と出くわしたのは不運としかいいようがない。

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