ブンデスリーガ第18節が24日に行われ、最下位シャルケと首位バイエルンが対戦した。
両者は第1節でも対戦し、その時はバイエルンが8−0で大勝。浮上のキッカケを掴むためにも雪辱を果たしたいシャルケは11分、バスティアン・オツィプカのクロスにマルク・ウートが頭で合わせたが、クラブOBの相手GKマヌエル・ノイアーに阻まれた。
対するバイエルンは24分、フリーキックからロベルト・レヴァンドフスキが狙ったが、相手GKラルフ・フェアマンの好セーブに阻まれる。こぼれ球にはセルジュ・ニャブリが反応したが、これもフェアマンに防がれた。
前半は両チームにチャンスが生まれる拮抗した展開となったが、バイエルンが先に試合を動かす。33分、ジョシュア・キミッヒがアーリークロスを送ると、トーマス・ミュラーが頭で押し込んだ。試合はバイエルンの1点リードで折り返した。
すると54分、バイエルンがリードを広げる。キミッヒ相手DFの背後にロングフィードを通すと、反応したロベルト・レヴァンドフスキはつま先でボールをコントロール。寄せてきた相手も弾き返し、最後は相手DFの股の間を通してネットを揺らした。レヴァンドフスキはブンデスリーガ史上初めて、リーグのアウェイ戦で8試合連続ゴールを達成した選手となった。
バイエルンは88分、右サイドの深い位置でフリーキックを獲得。キッカーのキミッヒが入れたボールにミュラーが頭で合わせて点差を広げる。さらに90分、ダヴィド・アラバがGKの前で急激に変化するミドルシュートを決めて、バイエルンがダメ押しの4点目を獲得した。
試合はこのまま終了し、シャルケは3連敗で今季13敗目。一方のバイエルンは3連勝で勝ち点を「42」に伸ばし、今節敗れた2位ライプツィヒとの勝ち点差を「7」に広げた。また、ノイアーはブンデスリーガで通算197回目のクリーンシートを達成し、クラブOBのオリヴァー・カーン氏を抜いてリーグの歴代単独トップに立った。
次節、シャルケは30日にFW大迫勇也が所属するブレーメンとアウェイで、バイエルンは同日にホッフェンハイムとホームで対戦する。
【スコア】
シャルケ 0−4 バイエルン
【得点者】
0−1 33分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
0−2 54分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
0−3 88分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
0−4 90分 ダヴィド・アラバ(バイエルン)