現役続行は「正しい決断だったと思う」とオジエ/2021WRCモンテカルロ デイ4後コメント

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2021年01月25日 16:21  AUTOSPORT web

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優勝したセバスチャン・オジエ(右)/ジュリアン・イングラシア組
WRC世界ラリー選手権は1月24日、2021年シーズン開幕戦モンテカルロの最終日を迎えた。このデイ4ではSS12〜15の計4ステージが行われ、前日に総合首位に立ったセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)がシリーズ通算50勝、ラリー・モンテカルロ通算8度目となる総合優勝を飾った。そんなラリー・モンテカルロの全日程を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/総合8位
「言うまでもないが、この週末は僕たちが望んでいたようなものではなかった。テストの後、僕は大きな自信を持っていて、このラリーを本当に楽しみにしていたんだ。しかし、あの最初のステージが始まってすぐ、自信はゼロになってしまった」

「僕たちがここへ来るまでの舞台裏では多くの作業が行われていたし、僕たちの行なった準備のことを考えると、もっと良い結果が出るはずだった」

「テーム(・スニネン)は最初のステージで、問題はマシンにはなくドライバーにあることを示していた。僕らは今週末から学ばなければならないし、僕たちがいるべき場所へ戻るために懸命に作業をしなければならない」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合3位
僕たちにとって厳しい新シーズンのスタートになった。とくに直前でコドライバーが変更になったからね。そのなかでも競争力をつけるための解決策を見つけることはできた」

「そしてマルティン(・ウィダグ/コドライバー)と僕は走行中、徐々に自信を持つことができ、協力関係を改善し、1日ごとにスピードを向上させていった」

「僕たちが直面した状況を考えると、表彰台でフィニッシュできたことは満足のいく結果だ。モンテの難しさを考慮すれば、クルマの中での仕事は本当に素晴らしいものだったよ」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合5位
「良いラリーではまったくなかったため、いくらかのマニュファクチャラーズポイントを獲得したことは、多少の慰めにはなる。最初から僕たちにはペースがなかったし、正直なところ特に自分には満足できていない」

「何度か信じられないほどトリッキーなステージに直面したし、自信が欠けていた場面もいくつかあった。唯一できたことは、生き残ったこと。マシンをゴールまで持ち帰り、チームのためにポイントを獲得することだ。そして1年の終わりには、そのことがとても重要になる可能性がある」

「僕たちはリセットして、次のラリーにフルパワーで臨む必要がある。カルロス(・デル・バリオ/コドライバー)とのタッグが終わるのは残念なことだ。僕たちは何年にもわたって多くの好結果を出してきたし、彼との仕事は素晴らいものだった」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合優勝
「完璧な形でシーズンをスタートすることができた。僕は子供の頃にこのラリーを見て、いつかはドライバーになりたいと夢見ていた」

「もし、ひとつだけ記録を残せるとしたら、間違いなくこのラリーを選ぶだろう。僕にとってはとても意味のあるものだし、だからこそ、表彰台ではとても感情的になってしまったんだ」

「この週末、ヤリスWRCは素晴らしく、フィーリングはとても良かった。もう1年現役を続けるというのは、正しい決断だったと思うよ。チームは素晴らしく、全員に心から感謝している」

「今朝の最初のステージでは驚いたね。グリップが目まぐるしく変化し、一部はまるでブラックアイスバーンのようになっていたので読み切れなかった」

「我々のグラベルクルーはスタートの2時間前にステージを通過していたのだが、その時は何もなくほんの少し霜が降りていただけだったので、実際に走ってみて本当に驚いた」

「リードを保つのは簡単ではなかったし、特にこのラリーではそうだが、我々はやり遂げることができた」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/総合2位
「この週末を通してそうだったように、最終日も非常に難しいコンディションだった。セブは本当に素晴らしい走りをしていたし、彼に勝負を挑み勝利を手にするほどは、充分にプッシュできていなかったように思う」

「このラリーはセブのホームイベントなので、つねにタフな戦いを強いられてきましたが、彼を讃えたいと思うよ。チームとしては、素晴らしいスタートをきることができました。ポイントを獲得できたことには満足していますが、もちろん、より多くのポイントを獲得したいという気持ちはつねにあるし、次回はさらに強くなっているはずだ」

「この週末は、フィーリングがとても良かったとはいえない。1年の最初に、すべてを失うリスクを冒してまで勝利を狙わないほうが良かったとは思うが、もしタイトル争いに挑むのであれば、今年中にそのような戦いをする必要があるだろう」

「とはいえ、自分はとても強いクルマとチームに支えられていると感じている」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合4位
「今朝は本当に難しいコンディションだった。最初のステージは凍結していて大変だったし、次のステージは路面に雪が多くあった。タイヤのダメージはちょっとアンラッキーだったけど、それもラリーでは起こり得ることだ」

「最後のパワーステージではいいタイムが出ましたが、最大限にプッシュしていたわけではなかったので、ちょっと驚いたよ。少しだけペースを上げて走ったら、ポイントを獲得できたので良かった」

「昨年はターマックで走る機会が少なかったので、全体的にはとても良い週末になった。昨年のこのラリーよりもずっと速く、安定していたので、少しアンラッキーだったことを除けば良い戦いができたと思う」

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