【おちょやん】朝ドラは26年ぶりの西村和彦、「アイデアをどんどん出した」
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2021年01月25日 16:51 ORICON NEWS

写真 連続テレビ小説『おちょやん』カフェ―「キネマ」の店主・宮元潔役で出演中の西村和彦 (C)NHK |
NHKで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)で、ヒロイン・千代(杉咲花)が京都で働くカフェーの店主・宮元潔役で出演する西村和彦。“朝ドラ”は『ぴあの』(1994年度後期)以来26年ぶりとなり、「素直にうれしかったです。『ぴあの』で一緒にお仕事をさせていただいたスタッフの方もいらっしゃって、昔とは撮影のスタイルが当然違っていますが、それでもなつかしい気持ちが大きいです」と語っている。
【写真】西村和彦が演じる宮元潔の宣材写真カット 京都出身でもあり、「京都のことばで演じることができるのは非常に感慨深い」とも話す。宮本は、活動写真(映画)が大好きで、店の名前を「キネマ」と名付け、店長の自分が監督、店員が助監督のつもりでいる。口癖は「本番、よーい、はい!」。第35回で、千代が初めて名前が出る役で出演した映画『太陽の女カルメン』を、号泣しながら観ていた姿も印象て的だった。
その役作りについて西村は、「マニアと言われている人は一癖も二癖もありますよね、その典型的な人物だと思います。典型的な役柄だからこそ、自分がそこに何を乗せられるかだと思っています。そこに人間味や人間としての優しさを乗せていくのか、それとも軽薄さを乗せるのか。台本を読んで自分の考えを現場に持っていき、演出と現場の空気、スタッフや共演者たちと溶け込ませていく。その融合で自分のお芝居は創り上げられていきます。とくにカフェ―『キネマ』の場面は、せりふの掛け合いが面白いのですが、台本に書いてある以上に面白くしたいんです。僕の性分ですね(笑)。リハーサルでも出し惜しみをせずにアイデアをどんどん出していきました」と振り返りつつ、「日を重ねるごとにみんなのテンポが擦り合わさっていって、非常に良いテンポ感で撮影できました」と、満足げだ。
視聴者に向けては「千代の背負っている境遇は決して順風満帆な人生ではないですが、千代は気丈でほがらかでポジティブな女性です。カフェー『キネマ』は、彼女の帰ってこられる場所、ホームグラウンドのような温かい場になっています。千代の気丈さの中に隠された悲しみのようなものを、カフェー『キネマ』の面々がおもんぱかっていき、どんどん彼女に引き寄せられていくところを、ぜひ視聴者の皆さんに見ていただきたいです」と、語っていた。
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