WTCR、6月開幕の2021年改訂版カレンダーを発表。ニュルが新たなオープナーに

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2021年01月26日 15:01  AUTOSPORT web

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写真2021年WTCRの新たな開幕戦として、6月開催のニュルブルクリンク、ノルドシュライフェが指定された
2021年WTCRの新たな開幕戦として、6月開催のニュルブルクリンク、ノルドシュライフェが指定された
 TCR規定ツーリングカーの最高峰、WTCR世界ツーリングカー・カップの2021年カレンダー改訂版が1月22日にアナウンスされ、当初予定されていた開幕2戦の延期が決定。新たな開幕戦として6月開催のニュルブルクリンク、ノルドシュライフェが指定された。

 現在進行形で威力を増す新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、ほぼヨーロッパ全域で課されている渡航制限や各国のロックダウン政策を考慮し、FIAとシリーズオーガナイザーのWSCグループは、シーズン開幕を6月まで遅らせる苦渋の決断を迫られた。

 本来、開幕イベントを開催するはずだったハンガリーは、ヨーロッパ・ラウンドを締め括る8月21〜22日の新たな週末に移動。一方、スロバキアリンクで予定されていた第2戦は、7月末のスロットに移動した上でイタリアのアドリア・インターナショナル・サーキットにリプレイスされることとなった。

 これらのイベントはシーズン終盤戦に予定されるアジア・ラウンド3戦の前、本来ならサマーブレイクだった期間中に新日程が与えられ、韓国のインジェ・スピーディウムでの1戦は、機材の充分な海路輸送期間を確保するため1週間ディレイとされている。

 WTCRのシリーズディレクターを務めるハビエル・ガヴォリは、この開幕遅延の判断は「現時点で最も懸命な措置」だと説明する。

「ようやく始まったCOVID-19ワクチンの展開は、今このときも重篤な危険にさらされているすべての人々に重要な回復への希望を提供し続けているが、このパンデミックと戦う信じられないほどの勇気と労力を投入し続けている最前線の医療従事者や、病に対峙する高齢者などに完全に行き渡らせるには、時間を要する複雑なプロセスでもある」と語ったガヴォリ。

■「今季はアクション満載で記憶に残るシーズンになるだろう」とガヴォリ
 WTCRとしても、2020年から“#RaceToCare(レース・トゥ・ケア)”と題して、WTCR開催地に近い医療施設をサポートすべく、患者のケア、機器の購入、継続的な研究に使用される寄付金約10万ユーロ(約1260万円)を調達している。

「欧州域内の渡航制限や各国の都市封鎖の措置を前提に、今季のWTCRが全8戦に制限されていることも考えて、シーズンの開始を6月に遅らせることはすべての利害関係者を保護するため、採るべき最も賢明なステップだと感じている」

「同時に、WTCRのイベントを主催してくれる予定のすべてのコミュニティや地域、国の判断を尊重したいと思っている。2021年は新たに制定されたWTCR女性ドライバータイトルや、再定義されたジュニアタイトルの導入も予定されている。これらも加えて、今季はアクション満載で記憶に残るシーズンになることだろう」

「その予感を前に、これらの小さいながらも避けられないカレンダーの変更をサポートし、対応してくれたFIAとすべてのパートナー、プロモーターたちに改めて感謝の言葉を捧げたい」

■WTCR世界ツーリングカー・カップ2021年改訂版カレンダー
ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 6月3〜5日 ニュルブルクリンク/ドイツ
Rd.2 6月26〜27日 ヴィラレアル/ポルトガル
Rd.3 7月10〜11日 モーターランド・アラゴン/スペイン
Rd.4 7月31日〜8月1日 アドリア/イタリア
Rd.5 8月21〜22日 ハンガロリンク/ハンガリー
Rd.6 10月16〜17日 インジェ/韓国
Rd.7 11月6〜7日 TBC/中国
Rd.8 11月19〜21日 ギア・サーキット/マカオ
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