菅義偉政権”4月退陣シナリオ”と最期の切り札に立ちはだかる3つの壁

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2021年01月26日 20:03  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

今週の注目記事・第1位「ゆきぽよ自宅で親密男性がコカイン逮捕『尿検査され写真を……』」(『週刊文春』1/28日号)

同・第2位「『社会派インフルエンサーモデルに襲われた』被害女性が告発」(『週刊文春』1/28日号)

同・第3位「咳が止まらない<急きょ医師が呼ばれた>菅『投げ出し寸前』」(『週刊文春』1/28日号)

同・第4位「『日本の卵』が世界から危険視されている理由」(『週刊現代』1/30・2/6日号)

同・第5位「死神の正体見たり−追跡『死者4千人』はどういう人たちか」(『週刊新潮』1/28日号)

同・第6位「『テスラ』株暴騰でEVマネーをつかむ『脱ガソリン車』黒幕」(『週刊新潮』1/28日号)

同・第7位「『海老蔵』が歌舞伎の舞台に愛娘のさざ波――一門の座長公演のみ出演で波紋」(『週刊新潮』1/28日号)

同・第8位「闇ワクチンに群がる『上級老人』たち−未承認ワクチンを我先にと接種」(『週刊ポスト』2/5日号)

同・第9位「小泉進次郎有力支援者が横須賀の自然保護区で巨大クルーザー用施設建設騒動」(『フライデー』2/5日号)

同・第10位「吉川元農相起訴<裏手帳>でバレたズブズブ官僚」(『週刊文春』1/28日号)

同・第11位「桑田巨人復帰は阿部けん制の<ハラ黒>人事術」(『週刊文春』1/28日号)

同・第12位「小室佳代さん『謎の人生』を追う」(『週刊文春』1/28日号)

同・第13位「大江『WBS』夜10時で激震! 夜のニュース『コロナ大戦争』」(『週刊ポスト』2/5日号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 このところ出版社をテーマにした本の出版目立つ。

 ノンフィクション・ライター森功の『鬼才 伝説の編集人齋藤十一』(幻冬舎)、ノンフィクション・ライター柳澤健の『2016年の週刊文春』(光文社)。これに私が2020年春に出した『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)を入れると、新潮社、文藝春秋社、講談社のことがよくわかる。

 講談社と小学館は体質的に似ているから、これを読めば、君もいっぱしの出版社通になれる。

 前置きはこれくらいにして、早速いこう。

私が夜家にいる時は、飯を食いながら『ニュースウオッチ9』(NHK)を見ている。

 大ニュースのある時は、続けて『報道ステーション』(テレビ朝日)を見て、よほどのことがない限り、TBSの『NEWS23』やテレ東の『ワールドビジネスサテライト』は見ない。

 ポストによると、『ニュースウオッチ9』の視聴率が10.62%、『報道ステーション』が12.76%で、1位2位を競っているようだ。

 やはり午後11時台のニュースは、コロナの影響もあって、ライフスタイルが変わってきていて、苦戦を強いられているそうだ。

 だがここへテレ東の『ワールドビジネスサテライト』が、4月から1時間早くして、10時スタートで殴り込んでくるという。

 『ワールドビジネスサテライト』は経済モノが中心だが、このところ株価が好調なため、強気になっているようである。

 『報道ステーション』は、富川悠太がコロナに感染したり、菅首相をインタビューした際、あまりに忖度し過ぎて、聞くべきことを聞かなかったと批判されている。

 富川は4月改変で替わるかもしれない。『ニュースウオッチ9』は逆に、菅首相が出た時、MCの有馬嘉男が鋭い質問を浴びせかけたため、菅が怒ったという。

 そのために3月いっぱいで降板させられるともいわれているが、もしそうであっても、「名誉の戦死」ということだから恥じることはない。

 だが、後釜には、自民党ベッタリのMCを起用する可能性は大いにある。そういう意味でも、4月の改変は注目したい。

 さて、小室母子へのバッシングが止まらない。文春は小室佳代の「謎の人生」を追うという特集を組んでいるが、目新しい事実はない。女性誌のタイトルだけを紹介しておこう。

「眞子さま慄く! “牛歩”な小室圭さんに美智子さまが『最終勧告』」(週刊女性)「小室圭さんほくそ笑む 緊急事態宣言で『国民への釈明は無期延期』」(女性自身)「皇后雅子さま『頑な沈黙』天皇陛下は裁可されず 小室圭さんとは一生会わない!」(女性セブン)

 タイトルを見れば内容はわかる。宮内庁が美智子上皇后は、この問題について何も発言していないと、週刊誌報道を批判しているのに、今度は雅子皇后まで出してきた。

 ここまでくると小室母子への人権侵害だと思うが、抗議もしない小室母子、抗議できない秋篠宮眞子さんをいいことに、こんな報道をいつまで続けるつもりなのか。

 桑田真澄(52)が古巣の巨人軍に戻った。肩書は「一軍投手チーフコーチ補佐」という不思議なもの。文春によれば、原の後を狙う二軍監督の阿部慎之助(41)が力を持ってきたため、原が、桑田というカードもあるぞとけん制するためだというが、桑田監督という目もあるのではないか。

 氏家斉一郎日本テレビCEO(故人)が語った言葉を思い出す。彼は、巨人の監督に江川卓を持ってきたかった。だが、桑田の借金(17億円といわれる)を巨人が肩代わりしたため、江川の巨額な借金まで肩代わりすることはできないので諦めたといった。

 桑田の巨人軍復帰を、江川はどのような思いで見ているのだろう。

 ところで、吉川貴盛元農相が鶏卵生産大手のアキタフーズから賄賂を受け取っていたため、東京地検特捜部に在宅起訴された。だが文春によれば、アキタフーズの秋田社長は、現役の官僚たちとも頻繁に会っていたという。

 19年9月18日には、帝国ホテルの「なだ万」で、吉川ら以外に、水田生産局局長、渡邊畜産部長などがいて、手土産をもらってもいたというのである。利害関係者の接待を受けていれば国家公務員倫理法違反になる。呆れたものだ。

 フライデーは小泉進次郎の長年のタニマチが、市の許可もないのに、横須賀の自然保護区で巨大なクルーザー用の施設を建設していると報じている。

 この会社は「湘南サニーサイド社」という。19年8月から建設を開始しているが、ここは「自然保護区の県指定天然記念物天神島・笠島及び周辺水域」になっているそうだ。それも許可申請する前に工事を開始していたというのである。

 だが、工事は依然として続けられていて、神奈川県と横須賀市は行政処分を行って、工事を中断させることができるのに、何もしていないようだ。小泉進次郎と親しいために手を出せないまま環境破壊が進んだら、小泉環境相はどう責任を取るのだろう。

 ワクチン接種がいつから始まるのか。菅首相は2月下旬からは始めるといっているが、ワクチン担当になった河野太郎は、厚労省が決めたスケジュールには従わないようだから、どう見ても3月以降になるのではないか。

 そんな中で、元旦の毎日新聞のスクープが話題を呼んだ。

「中国『闇』ワクチン流入 日本の富裕層接種」と題して、東京・品川区のクリニックで昨年12月、「大手IT企業社長とその妻」がシノファーム製のワクチンを接種した現場レポートを掲載した。

 ワクチンは「中国共産党幹部に近いコンサルタントの中国人が持ち込んで」金融機関や電機メーカー、IT企業などの日本企業15社のトップとその家族たち18人が接種を受けたと報じたのである。

 ポストは、ジャーナリストの今西憲之が、知り合いの不動産会社社長から「中国製のワクチンを接種してもらえるからついてきてくれ」といわれ、大阪市内のクリニックに同行した時の話を掲載している。

 そこには日中両国を股にかける中国人コンサルタントが手配したシノファームのコロナワクチンが保管されていたという。

 ワクチンの値段は、1回3万円で2回打つそうだ。接種の前に、同意書にサインさせられ、そこには「後は自己責任」と書いてあったという。

 だが、このワクチンはウイルスの毒性をなくしてつくる「不活性ワクチン」で、普通開発には5〜20年はかかるといわれるそうだ。

 それを数カ月という短時間で量産体制を整えたのだから、どのような副反応が出るのかわからないという。

 もし副反応で死んでも、企業としては表立って「ワクチンで亡くなりました」とは公表しないだろうから、死因は闇に葬られてしまうのだろう。

 それでもあなたは、中国製ワクチンを打ちますか?

 さて、市川海老蔵(43)がオンラインで配信した「初春 海老蔵歌舞伎」の千秋楽(視聴チケットは3500円)は、新風を吹き込んだと話題を呼んだようだ。

 中でもこの公演で注目されたのは、四代目市川ぼたんを襲名した長女の麗禾(9)が「藤娘」で藤の精を勤めたことだったという。踊りの技術は申し分なかったが、一方で、批判の声が歌舞伎界の中から出たというのである。

 新潮によれば、歌舞伎は女性が舞台に上がることを禁じているが、女の子が出演することはままあるという。だが、「男性の歌舞伎役者が演じてきた大役を9歳の女の子が演じる」(日本舞踊家)というのは、戦後の松竹歌舞伎ではなかったことだった。

 元々、歌舞伎は出雲の阿国が創始者といわれるが、興行後に売春が横行すると禁止になり、その後、成年前の美少年による「若衆歌舞伎」が登場するも、男色が風紀を乱すと再び禁止され、成年男子が演じる今のような「野郎歌舞伎」が登場して、女性を男性が演じる女形が確立された。

 市川家は過去にも女性を舞台に上げる取り組みを行ってきたという。だが、歌舞伎は男性がやるものという考えは根強く、「海老蔵だけが特別扱いされている」とやっかむ声が、梨園から出てきているようだ。

 今回は新橋演舞場だが、歌舞伎の“聖地”歌舞伎座でも、海老蔵は娘を舞台に立たせることができるのか。昨年夏に、歌舞伎座の公演が再開されてから、海老蔵は一度も出ていないという。

 歌舞伎界の「型破り」男が、古い因習をぶち壊すことができるのだろうか。

 私は画家の東山魁夷の「道」という絵が好きだ。

 一本の山道が描かれているだけだ。どうやら上り道らしいが、先はどうなっているのかは見えない。

 よく見ると、右へ曲がっているようだが、その先は定かではない。

 この絵を見ていると、ドイツの詩人カール・ブッセの「山のあなた」(上田敏訳)を思い出す。

山のあなたの空遠く「幸」住むと人のいふ。
ああ、われひとととめゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸」住むと人のいふ

 魁夷が描いた道は「人生」である。だから、徳川家康の遺訓といわれる「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし」という言葉も浮かんでくる。

 重い荷物をしょって登ってみても、そこにあるのはやはり、果てしなく続く道である。

 何を求めて人は道を、人生を歩んでいくのだろう。そんなことを考えさせる絵である。

 東山の人生を辿った佐々木徹著『東山魁夷ものがたり』(ビジョン企画出版社)を読んでいたら、中村勝五郎という名前に出会った。

 東山が画家として評価されるのは、藝大を出た仲間の中でもかなり後であった。そんな彼に援助を与え、見守ったのが、千葉県市川市のみそ問屋の中村勝五郎であった。

 兵隊に行った後も、東山は勝五郎を頼る。こんな記述がある。

「戦後はじめての日展(日本美術展覧会)が開催されることになりました。母の死と弟の病いという重い現実を背に、東山新吉は単身、市川に出て、制作に励みます。この一作にと渾身の力を注いだ作品は、しかし、落選してしまうのです」

 中村勝五郎が競馬の馬主会の会長だった時に知り合った。「ジョセツ」「ハクセツ」という名牝の馬主だった。

 鬼越という一帯を持つ大地主で、大旦那という雰囲気の素敵な人だった。彼から色んな話を聞いたが、記憶に残っているのが東山と藤田嗣治のことだ。

 売れない画家たちを居候させていた。彼らは日夜、描いては捨て、また描いた。

 そんな書き損じの絵を集めて、植えてあったリンゴだか柿だかに、実が落ちないようにそれを被せたという。

「あれを捨てないで、取っておけば、高い値で売れただろうな」

 そういって愉快そうに笑った。今はいない真の旦那であった。

 横道にそれた。話を戻そう。

 ところで、水野弘道という男がいる。先見の明があるというか、抜け目のない人間のようである。彼は大坂市立大を卒業後に住友信託銀行に入社。その後イギリスの投資機関に勤めた後、世耕弘成元経産大臣の知遇を得て、世耕の推しで年金を運用するGPIFの最高責任者になる。

 20年3月に退任すると、翌月にはEV車でトップを走るテスラ社の社外取締役と監査委員に就任するのだ。その際、大量のストックオプションを得ている。

 それだけなら一人の男の成功譚として聞き流せるのだが、新潮によれば、その後5月には、経産省の参与に就任するのである。水野は官邸にまで「脱ガソリン車」をプレゼンし、それに、ビジョンも政策もない菅首相が乗り、「2030年代半ばまでに電動車の割合を100%にする」とぶち上げたのである。

 たしかに、脱炭素、EV車は世界的な潮流である。そのためテスラ社は、販売台数でいえばトヨタの30分の1程度だが、株価はトヨタの時価総額の3倍にもなり、1月にアメリカの雑誌『フォーブス』が、イーロン・マスクCEOは「世界一の富豪」だと報じた。

 そのテスラ社の株価上昇の何十分の1の手伝いをしたのが水野である。シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト田代秀敏が指摘しているように、「経産省参与がテスラ社の取締役を兼任することは、モラルハザードを引き起こすリスク」があるはずだ。

 また、そんな人間を参与にし、吹き込まれたまま、日本のクルマをすべてEV車などにすると公言してしまう菅政権の“軽さ”はいかんともしがたい。

 1月18日に新潮は水野に取材を申し込むと、突如水野は経産省参与を辞任したそうだ。もやは目標を達成したから、役職に未練はないということだろうか。

 新潮は「エコの裏にあったのは、剥き出しのエゴ」だと結んでいる。

 お次も新潮から。政府は1月22日、問題の多い新型コロナウイルス感染症対応の特別措置法改正案と感染症法改正案などを閣議決定してしまった。

 通常国会に提出して2月初旬の成立をめざすという。

 国民がコロナ感染に怯えているのをいいことに、懲役刑を含む罰則規定まである、「旧法への逆戻り」(東京大学大学院法学政治学研究科の米村滋人教授)する危険なものである。

 米村教授は、「現行の感染症法にも協力要請の条文がありますが、活用されていません」と指摘し、行政が医療機関の運用を業界に任せきってきたため、患者はどの医療機関で受け入れ可能かという内部情報を把握できていないという。

 こんな法律をつくるより、こういう人手が足りないという各病院の要請を受けて、医療機関同士で人手や患者が均衡するようにしたほうが解決は早いと話す。

 さらに、「いまは無症状患者や未発症患者が市中に大勢いて、感染を拡大させている。そこに罰則を導入すれば、陽性と判断されると不利益が大きいと考える多数の人が、検査を受けなくなるでしょう」。

 今の菅を含めた政治屋たちは、結核やハンセン病で感染者を隔離し、恐怖を煽った結果、大変な差別を受けたという歴史の教訓に何ら学ぼうとしない。新潮が毎号いっているように、「コロナを怖がるな」とは思わないが、正しく恐れることが今特に大事だと思う。

 現代が、吉川農相在宅起訴から、卵の問題を特集にしている。週刊誌的な発想のいい企画である。

 現代は、日本の卵は世界から「危険視されている」と報じている。

 卵は「価格の優等生」といわれる。値段の変動はほとんどなく、昔いわれていたように卵は1日2個以上はダメという健康上の理由も、どうやら間違いだったらしく、食卓に卵が乗らない日はほとんどないというほど、人気の食材である。

 だが現代は、吉川貴盛元農相が、鶏卵大手のアキタフーズからカネをもらっていることがバレて、収賄罪で在宅起訴されたが、アキタの狙いの一つは、「国際基準に合わない日本の鶏の飼育方法を存続できるように働きかけるため」だったというのである。

 日本の鶏の飼育は、ウインドレスという窓のない鶏舎がほとんどで、60cm×40cmの狭いところに8羽ほどが押し込められていて、運動などできるスペースなどないそうだ。

 何しろ、たくさんの卵を産むように品種改良され、普通は年間20個ぐらいしか産まないのに、300個以上産卵させているという。

 カルシウムが不足し、運動不足なので鶏のほとんどが骨粗しょう症で、「世界基準から大きく遅れている」(研究者の加藤武市)

「’60 年代には300万戸に及ぶ小さな養鶏場がありました。しかし高度経済成長とともに生産の効率化が求められ、大規模な業者による寡占化が進み、現在の飼養戸数は2000戸ほどです。

 バタリーケージを使って、数万羽を管理する飼育法はそういう過程で生まれてきたものですが、諸外国の多くでは、すでに禁止されています」(同)

 EUではバタリーケージは禁止されているし、アメリカではマクドナルドなどの食品小売業者の上位25社が、25年までにケージ飼いの卵の使用を禁止すると発表しているそうだ。

 オリンピックで供される卵も、すべてケージフリーのものだという。

 さらに、配合飼料は外国産の遺伝子組み換えのトウモロコシであり、長い船旅で運ばれるため、殺虫剤も大量にまかれてある。

 抗生物質の使用も大きな問題だという。それら飼料の成分は卵黄に蓄積されるそうである。

 大量に安く卵が食べられるようになったのはいいことだが、身体に悪影響があっては何もならない。

 政治家や官僚たちにカネを配って、鶏たちを酷使し続けるシステムを維持するのではなく、安全でおいしい卵を供給するシステムに変えるためにカネは使われるべきである。

 はからずも吉川元農相の収賄罪で明るみに出た卵生産の暗部を、このまま放置しておいていいわけはない。

 菅首相報道へいこう。どれを見ても「投げ出し寸前」(文春)「菅政権4月退陣シナリオ」(サン毎)「菅さん、あなたには総理はムリだったね」(現代)「さらば菅総理」(ポスト)と、退陣は決まったといわんばかりである。

 文春は、72歳なのに腹筋百回を日課にしている菅首相が、このところゴホゴホゴホと咳が止まらないことがあると報じている。文春によれば、知人が心配したところ、菅首相は、「医者を呼んで、診てもらっているんだ」と答えたという。コロナでなくても、トップの健康状態は進退に直結することは、一番菅首相が知っているはずだが、それを隠そうともしない。

 このところの各社の世論調査でも、支持率はつるべ落としである。なかでも1月15日に時事通信が発表した調査では、支持率が前月から8.9ポイントも下がって34.2%だった。時事は「個別面接方式」なので、世論の実感に近いため、菅首相にとってはショックだったようだ。

 その日に、4月25日に投開票予定の衆議院北海道二区補選で立候補擁立を見送ると発表したのがその表れだろう。収賄容疑で在宅起訴された吉川貴盛元農相の辞職に伴うものだが、負けるよりいいと踏んだのであろう。

 だが二階俊博幹事長は、「永久に自民党からは出さないってことなんだな」と吐き捨てたという。二階にまで見捨てられたら政権存続は難しい。菅首相が窮余の一策としてひねり出したのが、河野太郎のワクチン担当相任命だった。

 党への根回しもせず独断で決めたという。2月下旬からはワクチン接種を始めるといい続けている菅にとっては、最後の切り札といっていい。

 だが、ここでも3つの「難題」が立ちはだかっていると、文春はいう。1つは、製薬会社の所管は厚労省、輸送や倉庫は国交省、ドライアイスなどは経産省、接種のオペレーションは自治体が行うので総務省になるという「縦割り行政」である。

 2つ目はワクチンの空輸だという。ドライアイスに詰めた段ボールにワクチンを入れて密閉して運ぶが、「ドライアイスは気化すると体積が増えるため、航空機に積める量が限られてしまう」(厚労省幹部)。よって早く大量に輸送したくてもできないというのだ。

 3つ目は、安全性、有効性。日本ではまだ160人を対象に治験を行っているだけだから、安全性や有効性の判断ができないという。

 何のことはない、まだまだクリアしなければならない重大な問題が解決されず、菅の掛け声だけが響いているようだ。これでは東京オリンピックなど夢のまた夢。

 それに実行力もあるようだが、気の短さではイラ菅を上回るかもしれない河野では、どこかで決定的な衝突が起こるはずである。その証拠に、NHKが報じたワクチン接種のスケジュールに早速、河野が噛みついた。『ニュースウオッチ9』は、「厚生労働省が現在、安全性や有効性の審査を進めていて、承認されれば、来月下旬をめどにおよそ1万人の医療従事者に先行して接種を開始する計画です。続いて、3月中旬をめどに医療従事者などおよそ300万人に、3月下旬をめどに65歳以上の高齢者およそ3600万人に接種できる体制を確保し、4月以降、基礎疾患のある人や高齢者施設の従事者などを優先しながら順次、接種を進めることにしています」。

 河野がツイッターで、「うあー、NHK、勝手にワクチン接種のスケジュールを作らないでくれ。デタラメだぞ」。しかし、これは厚労省がサイトに載せているスケジュールだそうだ。

 省庁との連携などは一番苦手な河野担当相が、どこかで怒鳴り散らすか、省庁側が呆れて動かないか、何かが起こりそうである。菅政権を吹っ飛ばすのは、ひょっとすると菅の最後の頼みの、この人間かもしれない。

 さて、女性が女性から性的な虐待を受けるケースは少なくはないだろうが、表に出てくることはほとんどない。

 その珍しいケースである。

ラブリ(31)という人気モデルがいる。女性ファッション誌『JJ』の専属モデルの後、詩や音楽を発表するアーティストとしても活躍しているという。結婚していて、弟はEXILEの白濱亜嵐。

 最近では、「選挙の投票の呼びかけや動物愛護活動についてSNSで発信し、インスタグラムで約50万人のフォロワーを持つ“社会派インフルエンサー”」(文春)。その彼女が仕事を一緒にするはずだったAという女性に「強制わいせつ」を行ったとして訴えられ、現在、和歌山地検が捜査中だというのである。

 仕事をするなら仲良くなったほうがいいというので、2019年5月2日に5人で和歌山県白浜に1泊2日旅行をしたそうだ。

 酒を飲み、同室だったA子がベットで休んでいると、ラブリが入ってきた。

「ラブリさんは『すごく舐めたいの』と言って私のジャンパースカートをめくり、パンツを脱がせました。反応する間もなく私の股間に顔をうずめ、陰部を舐め始めたのです」(A子)

 驚いた彼女は、「男の子が好きなので、女の子は無理なんです」と何度も拒否したが、ラブリは「女の子も気持ちいいよ」と押し倒し続けたというのだ。

「抵抗し続けていると、ラブリさんは『うるさい』ときつい口調で言い放ちました。驚いて動けなくなると、指を陰部に挿入し、がしゃがしゃと動かし始めたのです。午前6時40分頃、ようやく解放されました」(同)

 その後、「重度のPTSD(心的外傷後ストレス)」のため、道端で倒れるなどしたため、会社を辞めたという。

 性的暴力被害者を応援するNPOなどに相談して、和歌山県警白浜警察署に被害届と告訴状を出した。ラブリは事情聴取を受け、彼女の弁護士から示談がもちかけられたが、断ったという。A子はこういっている。

「女同士でも性被害は起こり得るのだということを世の中に知ってもらいたかった。私以外にも同性から性被害を受けた人がいるなら、勇気を出して声を上げて欲しいです」

 17年に改正された刑法では、強姦罪が強制性交罪に変更され、男から男への強制性交の被害が認められた。

「女性同士では性交にならないので、強制わいせつ罪が適用されます」(アトム法律事務所の川崎聡介弁護士)

 同性に犯されたというのはなかなかいい難いものだろうが、これからはこうしたケースで訴訟になることが増えてくるのかもしれない。そういう意味では、今回のこのラブリケースを注目したい。

 今週の第1位は、文春が報じた男を見る目が全くないタレントの話である。

 芸能界には吐いて捨てるほどある話だが、今回のケースはたちがよくない。

「ゆきぽよ」というタレントがいる。木村有希(24)といって、父は日本人で母親はスペインとフィリピンのハーフ。一モデルだった彼女は、Amazonプライムビデオ『バチェラー・ジャパン』に出演して好評を博し、バラエティ番組に引っ張りだこになったという。

「今まで付き合っていた五人の男のうち四人が逮捕された」などというヤンチャな発言が受けて、今や「国民的ギャル」なんだそうだ。

 だが、2019年5月に、彼女の交際相手とみられる男性Xが、彼女の家でコカインを使用し、警視庁に逮捕されたそうである。その際、彼女も事情聴取を受け、尿検査もされたという。

 Xは、昨年9月に懲役1年6カ月の実刑判決が下っているというから、常習者であろう。その前年には、72歳の女性のキャッシュカードを騙し取った疑いで逮捕されているし、元組員だともいわれているそうである。

 シャレにならない本格的なワルだが、このことをゆきぽよは、所属事務所の社長に秘密にしていたそうである。文春の取材に慌てたのだろう、ゆきぽよは社長と一緒にインタビューに答えている。

 一人暮らしを始めたときには、多くの男友達や女友達が遊びに来て、寝泊まりしていた。Xもその一人で、彼女に好意を持っていたが、交際相手ではなかったと強調している。

「家に来るのをやめてくれ」といい渡した夜、帰ってみるとXが泡を吹いて昏睡状態。

「彼は普段から睡眠剤や抗うつ剤を飲んでいた」(ゆきぽよ)から、クスリを大量摂取したのだろうと思っていたが、尿検査でコカインだと判明したという。

 彼女も尿検査をされたが、陽性ではなかった。

 ゆきぽよは、当時はおカネを持っているから楽しいという感覚で遊んでいたが、これからは、“悪友”とは決別するといっている。

 可愛いし、才能もある子だろうが、男を見る目は全くないようだ。芸能界で、このような女性タレントが男で失敗して“堕落”していくケースはいくらでもある。そうならないことを祈る。(文中敬称略)

【巻末付録】

 まずはポストから。

袋とじ第1弾「叶愛、Kカップ爆乳美女が脱いだ!−令和の<大型>新人現る」

袋とじ第2弾「巨大総合商社の受付嬢が脱いだ! 本田もも」

「杉本彩、エロスへの冒険−25歳で挑んだ初ヘアヌード写真集の衝撃が甦る」。懐かしいな。私がヘア・ヌードという言葉をタイトルに使ったのは、杉本彩の写真集だった。杉本は知的な部分と狂的な部分が混在している、魅力的な女性である。

「中峰みあ『イリーガルボディ』−都内名門大学法学部現役女子大生」

 次は現代。

「研究『前戯』の禁忌−『背徳』は、なぜ官能を揺さぶるのか」

「話題沸騰! 慶應大3年・街山みほ、完全ヘアヌード解禁」

「北向珠夕、21歳・燦めくNUDUY−限界SEXYショットを独占公開」

 袋とじ「東海地方No.1!元静岡放送・杉本佳代−Gカップ衝撃フルヌード」。初々しくていい。特別美人ではないけど、どこかそそられる魅力のある女性である。

 ということで、今週は抜きん出たものがない。引き分けだ!

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