写真 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん=2020年9月、ストックホルム(AFP時事) |
【ロンドン時事】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは26日までに、「気候の緊急事態に直ちに行動せず、代わりに『2050年実質ゼロ』のような漠然とした不十分な目標を掲げている」と世界の指導者を批判し、緊急行動を訴えた。世界の政財界トップが集まる世界経済フォーラム(WEF)のオンライン会合「ダボス・アジェンダ」にビデオメッセージを寄せた。
50年の温室効果ガス排出量の実質ゼロは、日本を含む多くの国が掲げている。しかし、グレタさんは「『正しい方向への第一歩』という時代は過ぎ去った」と強調。さらに「皆さんは自然を守ると言いながら、何十年にもわたるさらなる破壊のための政策を続けている」とも指摘した。