実はいたってシンプル? 芸能オーディションの審査員が合格の秘訣を伝授

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2021年01月27日 17:22  デビュー

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デビュー

 次々に新しいスターが誕生する芸能界。その入り口となるのが芸能プロダクションが行うオーディションだ。「スター誕生物語」として様々な逸話が語られるものの、実はその書類審査や面接審査の多くは、いたってシンプルな基本を押さえて行われている。新人開発に積極的な芸能プロダクションの審査担当者に、審査で重視する点、合格のポイント、そして「するべからず」という悪例に至るまでを調査。芸能オーディションのみならず、就職活動や入試の出願・面接にも役立つかもしれないアドバイスの数々に耳を傾けてほしい。

【写真】<芸能プロダクション2021年イチ押し新人>ソニー・ミュージックアーティスツ・永瀬莉子

 芸能オーディションでもまず第一の関門は書類選考。そして最も重要なのは写真だ。そして多くの会社から「まずは応募写真に惹かれるかどうか」(テンカラット)「アプリで加工していたりしないきちんとした写真を送ってきているかはまずチェックしました」(LIBERA)といった、写真への第一印象に言及する声が。さらに「アプリ加工画像は基本的にNGです」(トラスター)「写真の加工が強かったり、アングルが極端に上から(or下から)のものは評価がされにくいので、気をつけて」(ヒラタオフィス)など、"加工NG”の警告が多数。盛れたと思った加工写真が、審査の対象外になっているというのはなんとももったいない話だ。「まずは書類審査に受からないと、次に進めません。ポスター・パッケージなど自分たちが目にしている商品もたった1枚の写真で商品の良さを伝えています。1枚の写真で伝える意識を持って『応募写真』を撮って下さい」(ベリーベリープロダクション)という真剣さが必要だろう。

 「写真しか見ていないんじゃないの?」と思われそうだが、じつは応募書類の自己PR文も、キャラクターを判断するうえで重視されている。「志望動機が明確であるか」(ジールアビリティ)「応募書類にやる気が見える方だとお会いしてみたいなと思います。写真の写り方がはっきりしている、PR文がしっかりとしていると尚良いと思います」(フォスター/フォスター・プラス)「応募動機や自己PR文を書くとき、まず自分がどういう人間なのか、はっきりとわかるように書くと良いかと思います。また、どのような事を目標にしているのか熱意が伝わるような内容がベターかと思います」(アーティストボックス)など、履歴書を書く前に自分の意志や自分のパーソナリティーを見つめ直すことが必要だ。

 そして書類審査を通過すると面接審査が待っている。芸能界のオーディションとは言っても、そこは一般企業の就職と同様、非常識な人は合格しないし、何よりも第一印象は重要だ。「挨拶がオーディションの入りと帰りでしっかりできたかと、第一印象を今回は見ました」(レイ・グローエンタテインメント)「面接の会場に、明るく元気に入ってくる人はほとんどいません。第一印象が大事です。体型が良くわかる清楚な服装が良いです」(オフィスパレット)「社会人としての自覚が足りない方が見受けられました」(タイムリーオフィス)「普段からですが、姿勢は気を付けたほうがいいですね」(JJプロモーション)「貴重な面接の機会というのは理解できますが、お芝居・自己PRに力が入りすぎて空回りしてしまっている印象の方がいらっしゃいました。審査する側の視点を考えて表現していただけるとありがたいです」(キューブ)と言った指摘を心に留めておきたい。

 また自分をアピールする上では、「自己アピールと質問への回答をごちゃまぜにしない。チャンスは少しでも無駄にしないほうがいい」(イマージュエンターテインメント)「自分をいかに表現するかがポイントかと思います。自己満足で終わらない自己PRがミソです。割と明るくハキハキとお話し頂ける方が印象に残りやすいです!!」(松竹エンタテインメント)「まずは自分をよく知って、何が自分の武器なのかを見つけて欲しいなと感じました。『なんでもやりたいです』というのは簡単ですし、大体面接などでその言葉を聞きます。その上で自分はこういうことができる、という強みが知りたいです」(ウイントアーツ)「事務所に入ることが目標ではなく、入所後のビジョンをしっかり持ってほしいです」(トラスター)「演技力やタレント性だけではなく、またご一緒したいと思われるような人柄が求められていると感じています」(ジェイロック)と言う意見が参考になるだろう。

 また最近の傾向としてオンラインでの面接を実施する会社も増えている。「オンライン面接が増えてきましたが、通信環境が不安定で審査がスムーズにいかない方もいるので、事前に通信環境を確認したり不安定になってしまう場合は何か対応を考えるか事前にご連絡頂くのが良いかなと思いました」(エヴァーグリーン・エンタテイメント)「このご時世なので、書類と面接の間にリモートオーディションを導入。リモートオーディションで伝わってくるパワーや面接での意気込みを重視しました」(ベリーベリープロダクション)「WEB面談でのパフォーマンスを上げましょう」(クリオネ)など、WEBならではのアピールも研究すべきであるようだ。

 最後に芸能界を目指す人に向けて、芸能プロダクションスタッフからのメッセージをお届けしよう。「時代が変わってきておりますので、弊社ではSNSをうまく活用していき、一人でもファンを増やし楽しみながら夢を追いかけられる子を探しております!」(インキュベーション)「現在の大変なコロナ禍でも決して委縮せず、自分の夢を諦めないで頂きたいと思います」(ヴァンセット・プロモーション)「SNSを駆使した自己表現を積極的にやってもらいたいという事。それができなければ大きなメディアではもっと難しくなるので」(フレイヴ エンターテインメント)。
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