プレミアリーグ第20節が27日に行われ、チェルシーとウォルヴァーハンプトン(ウルヴス)が対戦した。
暫定10位のチェルシーは前日にトーマス・トゥヘル新監督が就任。翌日に迎えた新指揮官の初陣は14位のウルヴスをホームに迎えての一戦となった。トゥヘル新監督初采配のスタメンは、4−2−3−1でGKエドゥアール・メンディで、最終ラインはDFセサル・アスピリクエタ、DFチアゴ・シウヴァ、DFアントニオ・リュディガー、DFベン・チルウェルの4名。中盤はMFジョルジーニョとMFマテオ・コヴァチッチがダブルボランチで、2列目にMFカラム・ハドソン・オドイ、MFハキム・ツィエク、MFカイ・ハフェルツが並び、1トップにFWオリヴィエ・ジルーが入った。
試合はチェルシーが立ち上がりから主導権を握ったが、なかなか決定機は作れず。逆にウルヴスは22分、ペナルティエリア前のFKでルベン・ネヴェスが直接狙ったが、シュートはわずかに枠を外れた。チェルシーは31分にチルウェルがボレーシュート、39分にはリュディガーがヘディングシュートを放ったが、どちらも得点には結びつかなかった。
後半もチェルシーが試合を支配するが、ゴールは遠い。64分、ツィエクがエリア右からグラウンダーのクロスを入れると、ニアに飛び込んだジルーが右足シュートを打ったが、これはGKルイ・パトリシオに阻まれた。一方のウルヴスは71分にチャンス。ペドロ・ネトが粘りのドリブルでエリア左に抜けると、ループシュートで狙ったが、これは惜しくも枠の上に外れた。
チェルシーは76分、チルウェルとジルーを下げてクリスティアン・プリシッチとタミー・アブラハムを投入。82分、コヴァチッチがエリア前中央から狙うが、ミドルシュートはわずかに枠の右へ外れた。82分にはツィエクに代えて、メイソン・マウントを送り出す。86分、ハドソン・オドイがエリア左に切り込んでシュートを放ったが、これもGKパトリシオにセーブされた。
チェルシーはポゼッション78.7パーセントを記録し試合を終始支配したが、最後まで得点を奪えず、このままタイムアップ。トゥヘル監督の初陣はスコアレスドローで終わり、リーグ戦2試合未勝利となった。一方のウルヴスは7試合勝ち星から遠ざかる結果となった。
次節、チェルシーは31日にホームでバーンリーと、ウルヴスは30日にアウェイでクリスタル・パレスと対戦する。
【スコア】
チェルシー 0−0 ウォルヴァーハンプトン