三陽商会の「CAST:」がコンセプト刷新、コロナ禍でのニーズの変化受け

三陽商会が、ウィメンズブランド「キャストコロン（CAST:）」のブランドコンセプトを2021年春夏シーズンに刷新すると発表した。コロナ禍で外出の機会が減少し、通勤時とプライベートの装いの境界線が曖昧になったことを受けて、日常に取り入れやすいデザイン性と長く着ることができる普遍性を兼ね備えた「スタンダード服」を提案するという。

　キャストコロンは「人生という物語を、演じるための服。」をコンセプトに掲げ、2019年秋冬シーズンにデビュー。個性の異なる3人の架空の女性像をテーマに、3つのラインを展開していた。昨年7月、不採算店舗の整理の一環として渋谷の旗艦店を含む3店舗を閉店。2020年秋冬シーズンには、ブランド名の日本語表記を「キャスト:」から「キャストコロン」に変更した。
　新たなコンセプトは「今を生きる女性のニューユニフォーム」。「リアルな日常に着られるモード服（REAL & MODE CLOTHING）」「着る楽しさがある服（PLAYFUL）」「実用性がある多面性を持った服（MULTIFACE）」「洗練された知的なエレガンス（CLEAN & SMART）」を軸に、着回しがしやすいワンピースやセットアップ、パンツを中心としたアイテム構成に刷新する。
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■キャストコロン：公式オンラインストア