産休や育休は労働基準法で定められており会社も認めた制度です。この制度は雇用されている男正社員、女正社員ともに周囲や同僚を気にせず使うことができる権利でもあるのですが実際はどうなのでしょうか。
今回は、株式会社ベイニッチが育休を取得した経験がある女性を対象に「職場での育休」に関する意識調査を実施。その結果が発表されたのでご報告します。
・考慮した:38.8%
・多少考慮した:20.7%
・あまり考慮していない:13.5%
・考慮していない:26.1%
・わからない:0.9%
出典:PRTIMES
6割の女性が同僚との兼ね合いを考えた結果となっています。このような背景には代替要員確保、職場の環境などがあるようです。具体的な考慮の理由には次のような声があがっています。
・36歳:仕事のしわ寄せがどうしてもいくので。
・38歳:周りに負担をかけるから。
・46歳:仕事の引き継ぎ。
・34歳:職場の人数が少ないので。
出典:PRTIMES
|
|
・とても思う:53.2%
・思う:36.9%
・あまり思わない:6.3%
・思わない:2.7%
・わからない:0.9%
出典:PRTIMES
9割の女性が、「とても思う」と答えています。本当であれば自分達のタイミングで取得できるものなのですが、実際はいろんなことが頭の中を駆け巡るようです。
・職場で理解されにくい:39.6%
・もっと長く取得したい:36.9%
・復職しにくい:35.1%
・パートナーにも取得してほしい:35.1%
・出世・キャリアに支障が出る:33.3%
出典:PRTIMES
「産休」や「育休」は働くママ達にとっても「働き方」が大きく変わってしまうターニングポイントです。一昔前とは違いまったく理解されないという訳ではないのですが、やはり安心して職場復帰できる現状でないことが伺えます。
|
|
・した:40.5%
・していない:58.6%
・答えたくない:0.9%
出典:PRTIMES
・取得した:77.8%
・取得していない:22.2%
・答えたくない:0.0%
出典:PRTIMES
パートナーが育児休暇を取得したことで良かったことやエピソード
・30歳:一緒に育児ができた。
・36歳:親としての自覚がより強くなった。
・41歳:家庭の重み、家事育児の重さを一緒に味わえた。
出典:PRTIMES
パートナーが育児休暇取得の依頼をしなかった理由
|
|
・36歳:無理だと諦めていたから。
・42歳:本人も周囲も取得を認めないのがわかりきっていた。
・46歳:会社で肩身の狭い思いをさせそうだから。
出典:PRTIMES
社会的変化の中で多様性が求められ、企業もその必要性を認識しているとは思われますが、実際に働いている人たちの微妙な人間関係の中ではまだ理解されづらい面もあるようです。「産休」、「育休(男女)」の取得がもっと当たり前になるような社会に改善されますように。
調査概要:「職場での育休」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年1月5日〜同年1月7日
有効回答:育休を取得した経験がある女性111名
出典:PRTIMES
画像:Nicoleta Ionescu/shutterstock
※出典:PRTIMES(株式会社ベイニッチ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000045863.html
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 andmama.media All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
がん検診「PET検査」のメリット(写真:TBS NEWS DIG)10
同僚が大人の発達障害だったら? ミスを責めても事態は好転しない トラブル防止は本人の対策と周囲のサポートから(写真:まいどなニュース)18