間違いのない少年野球チームの選び方(2)|「フェアプレイ」を教えていますか?

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2021年01月29日 18:13  ベースボールキング

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ベースボールキング

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お子さんが野球チームに入り、野球を楽しみ、心身ともに成長していく様子を見守ることができたら嬉しいですよね。しかし、残念ながら素晴らしい指導方針のチームもあれば、問題のある指導方針のチームも存在するのが少年野球の現状です。ではどうやって素晴らしい指導方針のチームを選べばいいでしょうか?『まんがMAJORで考証 少年野球チーム診断』(小学館)を参考に、間違いのない少年野球チームの選び方を紹介しますので、参考にしてみてください。第2回はフェアプレイを教えているかについてです。



「フェアプレイ」を教えていますか?

【チェック1】ルールを正確に理解しているか
野球ほどルールが複雑なスポーツはありません。公認野球規則書も200Pを超えるほどです。野球を始めたばかりの選手が全てをすぐに理解するのは難しいと思いますので、まずは基本的なルールから教えて、あとはゲーム形式の練習や試合の中で少しずつ教えていくのが手順となるでしょう。
注意したいのは指導者が選手に間違った野球のルールを教えていないかです。例えば「見逃し三振の場合は振り逃げできない(見逃し三振でも振り逃げはできます。空振り三振である必要はありません)」など。
指導者がルールをしっかりと理解していること、常に勉強していることが大切です。ルールを知らないことにより試合中に監督が無駄なアピールや確認で時間を費やすことにもなります。興味を持ったチームの練習試合の様子などをチェックしてみると良いでしょう。

【チェック2】アンフェアなプレーを教えていないか
少年野球の試合で良く見られる大量得点差での盗塁。高校野球で度々問題にされるサイン盗みなどがこれに該当するでしょう。最近では年代別代表などもあり、子どもからプロまで国際試合の場が増えてきています。日本でこれまで当たり前とされていたことが世界の野球では非常識、卑怯と指摘されることもあります。小学生年代から、指導者がしっかりとフェアに戦うことを教えることはとても大事なことです。近くで少年野球の試合や大会が行われていればアンフェアなプレーをしているチームなのかどうかという視点でも見てみると良いでしょう。

【チェック3】選手達の前で飲酒、喫煙をおこなっていないか
飲酒・喫煙に対する社会全体の認識は、指導者の方々が子どもだった時代から大きく変化しています。グラウンドやベンチで飲酒、喫煙などをしている指導者がいるとすれば「指導者の意識が低すぎる」と捉えるのが常識のある人間の物の見方です。子ども達をグラウンドに集めて開会式や閉会式を行っているにもかかわらず、ネット裏などで運営に携わる大人たちが喫煙しているのも同様だと思います。
練習や試合を見学する際はそのチームの大人たちの喫煙マナーなどもチェックしてみると良いでしょう。

【チェック4】選手達が道具を大切に扱っているか
日本体育協会はフェアプレイを推進するための具体的な行動として「あくしゅ、あいさつ、ありがとう」の実践を提言しています。
プレー中以外での仲間仲間への思いやり信頼、さらにはグラウンドやバット・グラブなどの、道具への感謝の気持ちもまたフェアプレイ精神なのです。グラウンドを訪れた際はそのチームが道具をどのように扱っているのかもチェックするようにしましょう。



参考:「まんがMAJORで考証・少年野球チーム診断(小学館)」

このニュースに関するつぶやき

  • 「フェアプレイ」を教えていますか?これは半島南部のサッカーチームにどうぞ。
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