アタランタからセビージャに完全移籍したアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメス(通称パプ・ゴメス)が、新天地での意気込みを語った。28日、スペイン紙『アス』が伝えた。
現在32歳のパプ・ゴメスは、2014年夏からアタランタでプレーし、2017年からはキャプテンとしてチームをけん引。セリエAトップ3入りやクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場でベスト8入りなど、クラブの躍進に大きく貢献した。
しかし、昨年12月にジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との対立が報じられ、今冬の退団が決定的に。ミランやインテルなどの国内クラブをはじめ、パリ・サンジェルマンやヘルタ・ベルリンなど、様々なクラブが移籍先の候補として報じられた。結局、セビージャと2024年6月30日までの3年半契約を結び、自身初のスペイン初挑戦が決まった。
パプ・ゴメスはセビージャの入団会見で次のようにコメント。新天地での決意を示すとともに、数あるオファーの中でセビージャを選んだ理由にも言及した。
「確かに試合勘が欠けていることは否めないけど、アタランタのセカンドチームでトレーニングを行っていた。近年、僕はピッチの中央から前方ならどこでもプレーしてきたし、監督の要求には上手く応えられると思う」
「このクラブは非常に美しい歴史を持っている。多くのアルゼンチン人選手がプレーした場所でもあり、それぞれが彼らの足跡を残した。その歴史に少しでも貢献し、僕も足跡を残すことができればいいね。(ディエゴ・)マラドーナ氏もここでプレーしていた。アルゼンチン人は、ディエゴも着ていたユニフォームに袖を通すことを誇りに思っているんだ」
「正直的なところ、金銭的な要素にはまったく興味がなかったんだ。中東のクラブからもいくつかオファーをもらったけど、サッカーの面において幸せになりたかった。サッカー以外の要素についてはまだまだ時間があるけど、サッカー選手としての僕は今がピークだ。キャリアと人生が成熟した段階において、僕は競争力のあるレベルでプレーし続けたいと思った。代表にも参加し、スペインのような重要なリーグやセビージャのような重要なクラブで競争することができる。ここに来るチャンスを得たとき、お金については考えなかったよ」