リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が29日、クラブ公式サイトを通じ、カメルーン代表DFジョエル・マティプとブラジル代表MFファビーニョの負傷状況について言及した。
リヴァプールは現在、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとイングランド代表DFジョー・ゴメスが長期離脱を強いられており、センターバックが手薄な状態となっている。マティプは28日に行われたプレミアリーグ第20節のトッテナム戦に先発出場したものの、足首を痛めてハーフタイムで負傷交代しており、ファビーニョは筋肉系の問題で同試合を欠場していた。
クロップ監督は3−1で勝利したトッテナム戦から一夜明け、「ジョエルの負傷については特に感情的になってしまったよ。ただ一方でまだ正確な検査は行われていないので重症ではないという希望の光もある」とコメント。また、ファビーニョについては「週末の試合(31日のウェストハム戦)はノーチャンスだ」と言及した。
マティプが負傷離脱となれば、センターバックを本職とするのはU−21イングランド代表DFリース・ウィリアムズやイングランド人DFナサニエル・フィリップスなど若手のみとなる。冬の移籍市場が2月1日に閉幕するまで残りわずかとなっているなか、クロップ監督は新たなセンターバックの獲得の可能性について以下のようにコメントした。
「わからないけど、やってみるよ。みんなが『リバプールはこの状況を気にしていないし、努力もしていない』と思っているのはおかしい。我々は努力しているが、何かが起こるまで何も言うことはない。だから様子を見よう。昨日のことで状況が楽になったわけでもないし、我々は正しいことをしようとしているだけなんだ。それが可能であればやるし、そうでなければやらない」