オリックスの新選手会長・吉田が決意表明「チームの優勝と、個人的にはキャリアハイ」

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2021年01月30日 21:00  ベースボールキング

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◆ 楽天・田中将大との対戦も心待ちに

 オリックスの選手とスタッフが30日、空路で宮崎入り。気温は15度前後だが、快晴で風はなく温暖。選手たちは「天気がよく(キャンプの)いいスタートが切れそう」と明るい表情で宮崎市内のホテルに入った。

 今年から選手会長を務める吉田正尚選手は「チームの優勝と、個人的にはキャリアハイ。すべての部門で一番になること」を目標を掲げ、楽天に復帰する田中将大投手については「塗り替えることが出来ない連勝記録を作ったすごい投手。連勝記録を止めたい」と、日米で実績を残してきた右腕との対戦を心待ちにしていた。

 また、自身の調整については「すべての面でレベルアップが出来るように準備をしてきた。初日からしっかりと動ける」と、万全の状態であることを強調。個人記録については打撃部門の独占を宣言しつつ、チームについては「優勝。(2年連続して)最下位なので上しかない」と宣言し、「ソフトバンクだけでなく、どのチームに対しても勝ちこさなければいけないので、落とせない」と、特定のチームに偏ることなく、確実に勝ち星を積み重ね、貯金をしていく戦い方を見据えた。

 勝負を超えた田中将大との対戦も、今季の楽しみの一つだ。実際に対戦した経験はもちろんなく、連勝記録を作った2013年の姿をテレビで見ていた程度。それでも「ひとりで24も貯金が出来るすごい投手。勝てる投球、ゲームメイクが出来るからこそ毎年、安定した成績が残せる。いい投手から打ちたいので、対戦が楽しみ。いい準備をしたい」と、スラッガーとしての血が騒ぐようだ。

 気迫あふれる投球と投球術で打者をほんろうした田中と、フルスイングをする一方で、状況に応じた臨機応変な打撃で安打を重ねてきた吉田正。両者の対戦が“令和の名勝負”となるか、期待したい。


文=北野正樹(きたの・まさき)

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