D・ルイス＆レノが一発退場…アーセナル、ウルヴスに逆転負けで8戦ぶり黒星

プレミアリーグ第22節が2日に行われ、ウォルヴァーハンプトン（ウルヴス）とアーセナルが対戦した。

　リーグ戦8試合未勝利（3分5敗）で14位に沈むウルヴスと、リーグ戦7試合無敗（5勝2分）で10位のアーセナルが激突。アーセナルは家族の問題で離脱していた主将のピエール・エメリク・オーバメヤンが公式戦4試合ぶりに復帰し、ベンチスタートとなった。

　アーセナルは開始1分、ブカヨ・サカがペナルティエリア右に侵入して左足を振り抜いたが、これは惜しくも左ポスト直撃。9分にはエリア右でボールを受けたアレクサンドル・ラカゼットがマイナスに折り返すと、中央のサカが右足ダイレクトで叩いてネットを揺らす。だが、これはラカゼットのオフサイドでノーゴールとなった。

　試合が動いたのは32分、アーセナルが先手を取った。ニコラ・ぺぺが左サイドから巧みなステップで相手2人をかわしてエリア左に侵入。そのまま右足を振り抜き、ゴール右隅にシュートを沈めて先制点を奪った。

　しかし、ウルヴスは前半アディショナルタイム3分、ウィリアン・ジョゼがエリア内へ抜け出すと、後方からダヴィド・ルイスに倒されてPKを獲得。D・ルイスは一発退場となった。ウルヴスは、このPKをルベン・ネヴェスが豪快にゴール右上へ沈めて同点に追いついた。

　1−1で折り返した試合は、後半の立ち上がりに数的優位のウルヴスが逆転した。49分、ジョアン・モウティーニョがエリア前中央で右足を一閃。強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺して勝ち越しゴールを挙げた。

　1点を追うアーセナルは61分にペペを下げてオーバメヤンを投入。だが、72分にはGKベルント・レノがエリア外でのボール対処でハンドを犯して一発退場。75分、トーマス・パルティに代わって、GKルーナル・ルーナルソンが送り出された。

　9人となったアーセナルは90分、エクトル・ベジェリンがエリア右から折り返し、中央のオーバメヤンが右足シュート。こぼれ球を拾ったサカが左足で狙ったが、どちらもDFのブロックに阻まれた。試合はこのまま終了し、アーセナルが逆転負けでリーグ戦8試合ぶりの黒星。勝ったウルヴスはリーグ戦9試合ぶりの白星となった。

　次節、アーセナルは6日にアウェイでアストン・ヴィラと、ウルヴスは7日にホームでレスターと対戦する。

【スコア】
ウォルヴァーハンプトン　2−1　アーセナル

【得点者】
0−1　32分　ニコラ・ペペ（アーセナル）
1−1　45＋5分　ルベン・ネヴェス（PK／ウルヴス）
2−1　49分　ジョアン・モウティーニョ（ウルヴス）