このツアーをきっかけに、リッキーはヒップホップ・レーベル「Def Jam Recordings」で活動の機会を得ることになる。ビースティ・ボーイズを被写体にした写真は最も有名となり、彼らの楽曲『(You Gotta) Fight for Your Right(To Party!)』へのカメオ出演や『Car Thief』のリリックに名前が登場、「4人目のビースティ・ボーイズ」と呼ばれるようになった。
キャリアを通してパブリック・エネミーやLL・クール・J、マドンナ、ソフィア・コッポラ、アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング、ジャン=ミシェル・バスキアなど多くの著名人を撮影。ニューヨークのストリートシーンに影響を与えたアーティストや著名人を被写体に、多くの作品を世に送り出した。2020年にはドキュメンタリー『Ricky Powell: The Individualist』が公開されている。
画像は『Ricky Powell 2020年11月11日付Instagram「..ayay... hiow are ya..?」、2020年9月15日付Instagram 「..tbt.. May 1986..」、2020年11月27日付Instagram「...freaknoid*friday..」』『Chuck D 2021年2月2日付Twitter「#RestInBeats」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)