バルセロナのロナルド・クーマン監督が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就についてコメントした。2日に、スペイン紙『マルカ』が報じている。
今年6月30日でバルセロナとの現行契約が満了となるメッシの去就は、引き続き大きな注目を集めている。かつて共にプレーしたブラジル代表FWネイマールが所属するパリ・サンジェルマン(PSG)や、恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・Cなど、移籍が噂されるクラブはいくつか存在する。バルセロナのクーマン監督は、メッシが6月30日の契約終了後もクラブに留まっている可能性について、以下のようにコメントした。
「メッシの残留については、自信がないんだ」
「彼はいまだに素晴らしい選手だし、チームのことを思ってくれている。私は彼を指導できることを楽しんでいるよ。毎日、トレーニングセッションで彼の資質を見ているけど、それは信じられないようなものなんだ」
「だが、PSGやマンCなどからのオファーを拒否するよう説得するのは、並大抵のことではないだろう」
「メッシは、幼い頃にバルセロナへとやって来た。そして、人々はバルセロナ以外のユニフォームを着たレオ・メッシをまだ見ていない」
コロナ禍の影響もあり、バルセロナは総債務が11億7,300万ユーロ(約1,483億円)にまで膨れ上がっている。1月31日には、メッシとバルセロナが2017年11月に結んだ契約が、ボーナスを含めて4年総額で5億5,500万ユーロ(約701億円)であるというスペイン紙『エル・ムンド』の報道が世間を賑わせたばかり。この財政危機が、メッシの去就にどう影響を及ぼすのだろうか。