バルサ、激闘制して国王杯4強入り…怒涛の反撃で追いつき延長戦3発でグラナダ撃破

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2021年02月04日 07:41  サッカーキング

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バルセロナがコパ・デル・レイ準決勝進出 [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝が3日に行われ、グラナダとバルセロナが対戦した。

 バルセロナは初戦の3回戦で3部のコルネジャを延長戦の末に破り、4回戦は2部のラージョ・バジェカーノに先制されながらも逆転勝利。格下相手に苦しみながらも、ベスト8に駒を進めた。一方のグラナダは1回戦から勝ち上がり、4回戦では3部のナバルカルネロに6−0の大勝で準々決勝に進出した。

 試合の主導権を握ったバルセロナは7分、リオネル・メッシがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア左からシュート。GKセーブのこぼれ球をフランシスコ・トリンカオが叩きつけたが、これは枠を外した。グラナダは20分、ロベルト・ソルダードがエリア左からクロスを上げ、中央のアントニオ・プエルタスが頭で合わせたが、シュートはわずかに枠を捉えなかった。

 試合が動いたのは33分、グラナダが少ないチャンスをものにした。右サイドの高い位置でボールを奪い返すと、アルベルト・ソロがエリア右から素早く中央へグラウンダーのクロス。これにケネディが合わせて先制点を奪った。さらにグラナダは後半開始直後の47分、カウンターでアンヘル・モントロが前線へロングボールを送ると、完全に抜け出したソルダードがGKとの一対一を冷静に決めて追加点を挙げた。

 2点を追って猛攻を仕掛けるバルセロナは62分、トリンカオがエリア右から強烈な右足シュートを打ったが、これはクロスバーに弾かれた。82分にはゴール前のアントワーヌ・グリーズマンがオーバーヘッドキックで狙ったが、決定的なシュートはGKの好セーブに阻まれた。87分にウスマン・デンベレが放った強烈なミドルシュートもクロスバーに嫌われた。

 決定力を欠くバルセロナだが、試合終了間際になって怒涛の反撃。88分、エリア前右のメッシがファーポストへ絶妙な浮き球のスルーパスを送ると、反応したグリーズマンが滑り込みながら合わせて1点を返した。90分にはメッシがエリア中央から左足シュートを打ったが、これは左ポスト直撃。だが、後半アディショナルタイム2分にはエリア前右のメッシがクロスを送ると、グリーズマンの折り返しを中央のジョルディ・アルバが頭で押し込んで劇的な同点ゴールを挙げた。

 試合は延長戦に入ると、バルセロナは100分にJ・アルバのクロスを中央のグリーズマンがヘディングで叩き込んで逆転に成功した。しかし直後の102分にはセルジーノ・デストがエリア内でカルロス・ネバを倒してしまい、グラナダにPKを献上。グラナダは103分、このPKをフェデ・ビコがゴール左隅に沈めて再び同点となった。

 それでも、バルセロナは108分に再び勝ち越し。メッシがエリア前中央からミドルシュートを放つと、これはGKにセーブされたが、こぼれ球をフレンキー・デ・ヨングが押し込んで2度目のリードを奪った。さらに113分にはエリア左のグリーズマンが逆サイドへ浮き球パスを送ると、フリーのJ・アルバが豪快なボレーシュートを叩き込み、グラナダを突き放した。

 試合はこのまま終了。バルセロナが激闘を制してコパ・デル・レイ準決勝に駒を進めた。準決勝は2月10日にファーストレグ、3月3日にセカンドレグが行われる。

【スコア】
グラナダ 3−5 バルセロナ

【得点者】
1−0 33分 ケネディ(グラナダ)
2−0 47分 ロベルト・ソルダード(グラナダ)
2−1 88分 アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)
2−2 90+2分 ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
2−3 100分 アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)
3−3 103分 フェデ・ビコ(PK/グラナダ)
3−4 108分 フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
3−5 113分 ジョルディ・アルバ(バルセロナ)

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