【漢字アプライ診断】「ぼく」といえばどの漢字？　答えでわかる、あなたの野心

――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ＝apply（当てはめる）の意味

【質問】
　「ぼく」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか？

A：僕
B：木
C：墨
D：卜

　あなたはどれを選びましたか？　さっそく結果をみてみましょう。

【診断できること】
「あなたの野心」
　無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、今のあなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字から、あなたの秘められた野心を診断してみましょう。

■A：僕……なさそうに見せかけて、実はギンギラの野心家
　「僕」という漢字の“菐”は、道具を両手で持っているところ、または奴隷の入れ墨、または礼冠をかぶって神に仕える者という説もあり、そこから、しもべ、召使いの意味に使われるようになりました。「僕」は、へりくだって卑下しているわけです。この漢字を無意識に選んだあなたは、謙遜し、下手に出ることが多いのでしょう。そんな自虐的な振る舞いこそが、心の奥のギラギラした野望のあらわれであり、実はかなりの野心家です。

■B：木……健全な成長への意欲
　「木」という漢字は、見たまま、樹木の形を描いたものです。生命力と健やかさの象徴である木を、無意識に選んだあなたは、健全な精神の持ち主です。成長したいという前向きな気持ちがあり、そのためにコツコツと努力をするでしょう。それは、自分の能力を越えた高すぎる望み……野心ではありません。正しくまっとうな意欲です。そしてあなたなら、その望みをいつか、きっとかなえることになるのでしょう。

■C：墨……暗黒のねじれた野心
　「墨」という漢字は、煙出し口にたまったすすの“黒”に、“土”を加えて黒い塊をあらわすようになりました。この漢字を無意識に選んだあなたの心の奥底には、暗黒のかたまりがあるようです。これまで、自尊心を踏みにじられた経験があったのでしょうか。いつか世界の頂点に立ってみんなを見返してやりたいと思ったことがありませんか？　押し込められてねじれたプライドが、暗黒の野心となって、ずしりと陣取っているようです。

■D：卜……野心なし！　天命に委ねる
　「卜」という漢字は、亀甲占いの、亀の甲羅を焼いてできたひび割れをあらわしています。偶然できた割れ目を使って占うので、卜占と呼ばれます。この漢字を選んだあなたは、自分の運命をいさぎよく受け入れる度量を持っています。身の丈以上の野心は持たず、けれど自分に与えられた役割をきちんと果たします。望みをかなえるためには人事を尽くし、あとは天命を待つというのが、あなたの生き方なのです。

　自分の力を越えた大きな望みを持つのは、苦しいことです。けれど、野心があるからこそ、大きな物ごとを成し遂げることができるのかもしれません。
（高橋桐矢）

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