トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブに所属しているイングランド人MFデレ・アリについてコメントした。『ESPN』が3日に伝えている。
今シーズン、デレ・アリはメンバー争いに絡めない苦しい日々を過ごしている。1月の移籍市場では“恩師”であるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が率いるパリ・サンジェルマンへの移籍が決まりかけていたものの、同選手の代役を確保できなかったことなどが原因で、トッテナムのダニエル・レヴィ会長が移籍を容認せず。最終的にはノースロンドンの地に留まることが決まっていた。
モウリーニョ監督はデレ・アリを主力として起用してこなかったものの、直近はアキレス腱負傷の影響でメンバー外にしていたという。トレーニングにも参加できていない日々が続いていたようだ。
トッテナム残留が決まったことを受け、モウリーニョ監督とデレ・アリは2日に話し合いの場を設けたという。同選手の将来やチームにおける役割などを確認し合い、この話し合いはデレ・アリのモチベーションを上げることに繋がったと伝えられている。モウリーニョ監督は「まず、彼はケガを治さなければならない。現時点ではそれが最も重要なことだ。彼との話し合いは有意義なものだったよ。最終的には多くの意見が一致した。チームにとって大事な時期に差し掛かっているけれども、彼にとっても非常に重要な時期なんだ」と話し、デレ・アリを“構想外”だとは考えていないことを明かした。
今季はプレミアリーグ4試合、FAカップ1試合、カラバオ・カップ1試合、ヨーロッパリーグ(予選含む)6試合と、デレ・アリの出場時間は限られている。果たして、負傷からの復帰後はモウリーニョ監督の信頼を取り戻すことができるだろうか。