プレミアリーグ第22節が4日に行われ、トッテナムとチェルシーが対戦した。
前半戦は好調を維持したものの、ハリー・ケインの離脱もあり直近は2連敗を喫するなど、調子を落としているトッテナム。今節は、トーマス・トゥヘル新監督を招へいし波に乗り始めたチェルシーとのロンドン・ダービーを迎えた。
ダービーらしく激しいデュエルが繰り広げられる中、試合は序盤からチェルシーがボールを握る時間が続く。すると23分、エリア内でボールを収めたティモ・ヴェルナーがエリック・ダイアーに倒され、チェルシーにPKが与えられる。これをジョルジーニョがしっかりと決め、24分にアウェイのチェルシーが先制する。
その後もボールを支配したチェルシーだったが、前半のうちにアクシデントが発生。長いボールに対し足を伸ばしたチアゴ・シウヴァが負傷し、36分にアンドレアス・クリステンセンとの交代を余儀なくされる。試合はスコア変わらず、0−1のままでハーフタイムへと入る。
後半になると、ビハインドを背負うトッテナムが前線からの圧力を強めるも、なかなかチャンスを作るには至らない。逆に追加点を狙うチェルシーは、カラム・ハドソン・オドイ、ヴェルナーに続けてシュートチャンスが訪れるもこれは決めきれない。
カウンターからトッテナムに脅威を与えるチェルシーは、66分、クリスティアン・プリシッチがクロスに飛び込むも、これはGKウーゴ・ロリスのセーブに阻まれる。76分には、エリア内に持ち込んだメイソン・マウントが左足で狙うも、これもロリスがセーブした。
追いつきたいものの、ほとんどシュートチャンスを作れないトッテナムは87分、セルジュ・オーリエのクロスにゴール前のカルロス・ヴィニシウスが頭で合わせるも、これはわずかに枠を外れる。89分にはダイアーが直接FKでゴールを狙うも、これも枠を捉えることはなかった。
試合はこのまま終了。勝利したチェルシーは、トゥヘル新監督の就任後これで3連勝となり、暫定6位となっている。一方ホームで敗れたトッテナムは、これでリーグ3連敗となり8位に沈むこととなった。
次節、トッテナムはホームでウェスト・ブロムウィッチと、チェルシーはアウェイでシェフィールド・Uと、それぞれ7日に対戦する。
【スコア】
トッテナム 0−1 チェルシー
【得点者】
0−1 24分 ジョルジーニョ(PK/チェルシー)