グロージャン、メルセデスF1が申し出たテスト走行の実現を熱望「断るなんてありえない」

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2021年02月05日 17:11  AUTOSPORT web

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写真2020年F1第15戦バーレーンGP ロマン・グロージャン(ハース)
2020年F1第15戦バーレーンGP ロマン・グロージャン(ハース)
 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、将来ロマン・グロージャンの名前が電話に表示されるのを見ることになると確信している。グロージャンはメルセデスのマシンの1台でテストを行うという、ウォルフのオファーを心から受けたいと思っているのだ。

 グロージャンのF1でのキャリアは、昨年12月のバーレーンで、突然道半ばで中断された。それは、第15戦バーレーンGPで恐ろしい事故が起きたためだ。グロージャンはスタート後に他車と接触し、その後ガードレールに激しくクラッシュ。大破し炎上したマシンから大きな怪我もなく脱出したグロージャンだったが、両手の甲に火傷を負い、2020年の最終戦アブダビGPで最後のF1レースに出場することができなくなった。

 ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは、チームに旧仕様マシンがあれば1台をグロージャンの引退走行のために自由に使わせただろうと語っていたが、チームには用意がなかった。

 しかしウォルフは、もし“彼がレースをした全チームのうち、どのチームも彼にそうした機会を与えないのなら”、グロージャンにメルセデスのテスト走行をさせると明言していた。

 グロージャンに対するそのオファーは、消えていないようだ。今では、グロージャンはウォルフの電話番号を登録しているのだ。

「今もメルセデスのF1マシンに心から乗りたいと思っているのは確かだ」とデイル・コイン・レーシングからインディカーに参戦するグロージャンは、水曜日にメディアに語った。

「断ることなんてあり得ないオファーだ。あのマシンの感触と挙動を体得できるのだからね。だから間違いなく関心を持っているよ」

「今、彼らは新シーズンに向けて新しいマシンを全力で作っているところだと思う。今はトトに電話はしないが、そのうちいつ走行できるか尋ねるために電話をかけることはあり得るよ。そうなったら本当に素晴らしいことだ」

「でも、僕はこれから15日の間にはアメリカに行って、そこでしばらく過ごし、インディカーについて学ぶことになっている。だから他のことを考える前に、インディカーのプログラムを完全にやりたいと思う」

 グロージャンはウォルフの申し出に「感動した」と語ったが、チャンピオンシップ勝利チームであるメルセデスの現在の“多忙な”スケジュールを考慮して、近い将来にチャンスを実現するために彼らを追いかけることはしないと認めた。

「チームの人と話をしたけれど、今の彼らは新マシンの製造などでとても忙しい」

「僕には分かっている。1年のこの時期に、ファクトリーでは可能な限り全力を尽くすことを理解するくらい長くF1にいたからね。新型コロナウイルスの状況のなかで、マシンの用意をしているところなんだ」

「だから、追い回すのに良いタイミングではないと思う。でもどこかの時点でトトに電話して、何ができるか確かめるつもりだ」

「この申し出を聞いて、本当に良い意味で僕は感動した。とても自然なやり方だったので驚いたよ。もちろん、僕はぜひそれ(テスト走行)をしたい」
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