緊急事態に備え“サバイバルキット”の携行を義務化。WRCアークティックのルートが明らかに

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2021年02月05日 17:31  AUTOSPORT web

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写真カッレ・ロバンペラ/ユホ・ハンニネン組(トヨタ・ヤリスWRC) 2020アークティック・ラップランド・ラリー
カッレ・ロバンペラ/ユホ・ハンニネン組(トヨタ・ヤリスWRC) 2020アークティック・ラップランド・ラリー
 WRC世界ラリー選手権は2月26〜28日、2021年シーズン第2戦として行われる『アークティック・ラリー・フィンランド』のルートを明らかにした。

 当初発表されていたWRCの年間スケジュールでは、第2戦のスロットにはスウェーデンが入っていた。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け同イベントは開催中止に。代わってアークティック・ラリー・フィンランドがカレンダー入りを果たし、シリーズ初の北極圏でのラリーが行われることになった。

 夜間には気温がマイナス20℃まで下がる可能性もある極寒の地での戦いは、北極圏の外れに位置するロバニエミを拠点に3日間、全10本のSSで争われる。SSの合計距離は251.08km。リエゾン(移動区間)を含めたラリーの総走行距離は830.88kmだ。

 先月行われたフィンランド国内選手権の開幕戦、アークティック・ラップランド・ラリーで使われたステージの一部を逆走する形で組み込んだスノーラリーは26日(金)に開幕。シェイクダウンののち、サービスパークから見て北東に位置するサリオヤラビで今大会最長31.05kmのSS1と、その再走ステージで日没後のラリーとなるSS2が行われる。

 27日(土)はバンタオスコスキ周辺に設定された3つのステージを各2回走るスケジュールが組まれ、こちらもループ後半は暗闇のなかを走行することになる。この日の走行距離は144km、リエゾンを含む総走行距離は455kmに達する。

 最終日の28日(日)はロバニエミの南に位置するアイッタヤラビでのSSが待ち受ける。全長22.47kmのSS9、再走ステージのSS10でフィナーレを迎え、最終SSは上位入賞者にボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”に設定された。

 コースの副事務員を務めるカリ・ヌイティネンは「ここは伝統的なラップランドのステージで、ニーメラの農家を通り抜けるようなセクションがある。それを他のステージと比較するのは難しく、実際に見てみないと信じられないはずだ」と説明した。

 ラリー期間中はマイナス6〜14℃の間で推移するとみられているアークティック・ラリー・フィンランドだが、前述のとおりマイナス20℃まで冷え込む可能性もある。そのため、シリーズはステージの途中で身動きが取れなくなった場合に備え、クルーを保護するための“サバイバルキット”の携行を義務化。参戦する各車はスコップ2本と暖かい衣類を含む一式を積み込んでラリーに臨むことになる。
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