ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督はバイエルンのUー21イングランド代表MFジャマール・ムシアラを招集したいと考えているようだ。イギリスメディア『BBC』が伝えている。
ナイジェリア人の父親とドイツ人の母親の間にドイツのシュトゥットガルトで生まれたムシアラ。その後ロンドンに渡り、チェルシーの下部組織でプレーした後にドイツへ戻ってバイエルンに加入した。このような経歴から、年代別代表としてはドイツとイングランの両国でプレー経験があり、A代表の選択権も持っている。
ジャーナリストのラファエル・ホニグスタイン氏によれば、ドイツ側はムシアラを代表へ招集すべく力強い動きを見せているようだ。またムシアラ本人のアイデンティティについては「ドイツとイングランドの中間」だとした上で、年代別代表として長くプレーしたイングランドへの「愛着」の存在を指摘した。
一方で同氏はバイエルンのチームメイトからはドイツ代表の魅力を伝えられていることなどから、ドイツ側にもチャンスは残されているだろうとした。また、ドイツ代表では主力組と若手の間で実力のギャップがあるとして、ドイツ側は有望な若手であるムシアラを何としても引き入れようとするだろうと予測した。
17歳のムシアラは今シーズンここまでブンデスリーガで15試合に出場するなど、若くして強豪クラブで頭角を現している。