ブンデスリーガ第20節が5日に行われ、ヘルタ・ベルリンとバイエルンが対戦した。
ヘルタ・ベルリンはリーグ戦3連敗中で15位につけている。対するバイエルンはリーグ戦4連勝で2位のライプツィヒと勝ち点差7ポイントで首位に立っている。5連勝を狙うバイエルンがヘルタ・ベルリンのホームに乗り込んだ。ヘルタ・ベルリン新加入のサミ・ケディラはベンチスタートとなった。
また、トーマス・ミュラーはバイエルンで先発出場数565試合を記録し、クラブのレジェンドである“爆撃機”ゲルト・ミュラー氏が持つ記録と並んでクラブ史上最多タイとなった。
ヘルタ・ベルリンは3分、相手エリア内右を抜けたドディ・ルケバキオがGKマヌエル・ノイアーと1対1になる。しかし、右足のシュートはセーブされた。バイエルンは10分、相手エリア内中央でスルーパスを受けたレロイ・サネがGKルネ・ヤースティンに倒され、PKを獲得する。しかし、キッカーを務めたロベルト・レヴァンドフスキはこれを決めることができなかった。
それでも、試合を動かしたのはバイエルンだった。21分、左サイド前方でボールを受けたキングスレイ・コマンがカットインから右足を振り抜く。シュートは相手ディフェンダーの足に当たり、コースの変わったボールはGKの頭上を越えてゴールネットを揺らした。
1点リードで後半へ折り返したバイエルンは48分、ハーフウェーライン付近でボールを奪ったセルジュ・ニャブリがドリブルで一気に加速すると、相手エリアに差し掛かったところでシュートを放つ。しかし、GKの好セーブに阻まれ、追加点とはならなかった。
ヘルタ・ベルリンは63分、途中出場のマテオ・ゲンドゥージが自陣からスルーパスを通し、最後はマテウス・クンハがネットを揺らす。しかし、オフサイドの判定で同点弾とはならなかった。バイエルンは76分、カウンターから右サイド前方でボールを受けたロベルト・レヴァンドフスキがエリア手前から右足でシュート。しかし、GKにセーブされた。
1点を追うヘルタ・ベルリンは81分にケディラとマシュー・レッキーを投入し、打開を図る。ヘルタ・ベルリンは89分、決定機を迎える。自陣からまたもゲンドゥージがスルーパスを送り、これに抜けたクンハがGKと1対1になる。しかし、右足で浮かせたシュートは枠を捉えることはできなかった。
試合はこのまま終了。バイエルンがリーグ戦5連勝を飾り、2位ライプツィヒとの暫定の勝ち点差を10ポイントとした。ヘルタ・ベルリンは4連敗で6戦未勝利となった。
次節、ヘルタ・ベルリンは13日にアウェイでシュトゥットガルトと、バイエルンは15日にホームでビーレフェルトと対戦する。
【スコア】
ヘルタ・ベルリン 0−1 バイエルン
【得点者】
0−1 21分 キングスレイ・コマン(バイエルン)