サウサンプトンで鮮烈デビューを飾った日本代表FW南野拓実について、チームメイトのイングランド人MFネイサン・レドモンドが称賛している。サウサンプトンの地元紙『デイリー・エコー』が8日に伝えた。
南野は今冬の移籍市場最終日だった1日にリヴァプールからサウサンプトンにレンタル移籍。6日に行われたプレミアリーグ第23節のニューカッスル戦で新天地デビューを飾ると、30分にいきなり移籍後初ゴールも決めた。チームは2−3で敗れたものの、南野はデビュー戦フル出場で存在感を放っていた。
同じく同試合にフル出場したレドモンドは『デイリー・エコー』紙の取材に対し、南野について「彼はうまく馴染んでいるよ。ここ数日のトレーニングで彼のクオリティを示している。彼は人としても本当に、本当にナイスガイだ」と能力と人柄を称えた。
南野のデビュー弾については「彼は土曜日(ニューカッスル戦)に素晴らしいフィニッシュで彼のクオリティを示した。チームはそれをもっと必要になるだろうね」と称賛。さらに、チーム内の競争激化も歓迎している。
「彼はサッカーをしにここに来たのだから、競争をもたらしてくれる。僕自身、彼(南野)、スチュアート・アームストロング、セオ・ウォルコット、ムサ(・ジェネポ)、チェ(・アダムス)、イングシー(ダニー・イングス)……チームには今、前線のポジションに多くの選手がいて、特に若手の台頭もある。チームに多くのオプションをもたらすが、ユニットとして前線の選手たちを最大限に生かす必要がある。それには、試合で前線の選手が何より真っ先にディフェンスを助けることも含まれる」
サウサンプトンは11日にFAカップ5回戦でウォルヴァーハンプトンとのアウェイゲームに臨む。南野は今季すでにリヴァプールで同大会に出場しているため、サウサンプトンでは出場資格がなく、同試合は欠場となる模様。リーグ戦の次節は、14日に同じくウォルヴァーハンプトンと対戦する。