欠場者続出のアトレティコ、終了間際の失点でセルタとドロー…連勝は8でストップ

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2021年02月09日 07:25  サッカーキング

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マッチアップするノリートとM・ジョレンテ [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第22節が8日に行われ、アトレティコ・マドリードとセルタが対戦した。

 ここまでリーガでは8連勝と、抜群の安定感を誇っているアトレティコ。しかし現在、ジョアン・フェリックスを始め、マリオ・エルモソ、トマ・レマル、エクトル・エレーラら主力5選手が新型コロナウイルス陽性となっており、主力を多数欠いた状態での戦いを強いられることとなっている。

 まず序盤からペースを握ったのはアウェイのセルタ。13分、右サイドへ展開すると、ウーゴ・マジョがダイレクトでクロスをあげる。速い弾道のボールに中央でサンティ・ミナが頭で合わせ、正確無比なクロスからセルタが敵地で先制に成功する。

 その後もボールポゼッションで上回るセルタは、試合の主導権を握り続けるも、首位のアトレティコは一瞬のスキを見逃さない。前半もこのまま終了かという45分、ジョフレイ・コンドグビア、アンヘル・コレアと繋がると、マルコス・ジョレンテがグラウンダー性のクロス。これにルイス・スアレスが右足を伸ばしゴールネットを揺らした。

 後半に入ると50分、敵陣中央でボールを持ったコンドグビアが裏に浮き球を送ると、抜け出したレナン・ロディが中央へ折り返す。これをゴール前に滑り込んだスアレスが押し込み、後半立ち上がりにアトレティコが逆転する。

 その後は再び、主力選手が多数不在のアトレティコに対し、セルタ攻撃陣が襲いかかる。しかし、洗練された守備力を発揮するアトレティコはなかなかチャンスを作らせず、均衡した状態で時計の針だけが進んでいく。

 このままアトレティコが守りきるかに思われた89分、アスパスのスルーパスにアウグスト・ソラーリが抜け出す。そして右足で折り返すと中央に飛び込んだのは途中出場のファクンド・フェレイラ。この日セルタでのデビューとなったフェレイラが押し込み、同点ゴールの大仕事をやってのけた。

 試合はこのまま終了。6名の主力を欠いたアトレティコはこれでリーガの連勝が8でストップとなり、久々に勝ち点を落とす格好となっている。一方の追いついたセルタは、順位を一つ上げて10位となっている。
 
 次節、アトレティコ・マドリードは13日にアウェイでグラナダと、セルタは12日にホームでエルチェと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 2−2 セルタ

【得点者】
0−1 13分 サンティ・ミナ(セルタ)
1−1 45分 ルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)
2−1 50分 ルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)
2−2 89分 ファクンド・フェレイラ(セルタ)

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