F1スプリントレース導入に関し今週採決へ。3戦の週末フォーマットを変更、金曜に予選、土日にレース開催の案

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2021年02月10日 08:11  AUTOSPORT web

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写真2020年F1イタリアGPスタート
2020年F1イタリアGPスタート
 2021年の一部F1グランプリウイークエンドのフォーマットを変更し、土曜にスプリントレースを実施するという提案について、2月11日のF1コミッション会合において議論され、投票が行われる予定であることがわかった。

 F1のエンターテインメント性を高めるため、日曜のメインレースに先立ち、土曜にスプリントレースを行うというプランがあることを、先週、F1のCEOステファノ・ドメニカリが認めた。その後、ドメニカリが推し進める計画の内容の一部が明らかになってきた。

 ドメニカリは2021年には3戦でスプリントレースを実施したい考えであり、それはロングストレートを備え、オーバーテイクが比較的容易なモントリオール、モンツァ、インテルラゴスであるとみられる。

 プランとしては、金曜のフリープラクティス後に土曜スプリントレースのための予選を行い、スプリントレースはメインレースの3分の1の距離の100kmで実施される。トップ8にはポイントが与えられ、優勝者から8位まで、12点、10点、8点、6点、4点、3点、2点、1点をそれぞれ得るという提案がなされている。

 そしてスプリントレースは予選の役割を担い、そのリザルトが日曜決勝のグリッドを決める。日曜決勝のフォーマットに変更はない。

 このプランについてF1コミッションにおいて投票が行われるわけだが、承認されるには10チーム中8チームの賛成が必要とみられる。F1コミッションのメンバーが持つ票は、1チーム1票、フォーミュランワングループは10票、FIAは10票であり、合計30票。今季競技規則の基本的な変更であり、28票の賛成票が必要だが、F1とFIAは賛成の立場であるため、8チームが賛成すれば決定ということになる。

 チャンピオンであるメルセデスですら、レースを盛り上げるための新しいアイデアを受け入れる姿勢を示しているが、スプリントレース導入にはチーム側にとっていくつかの懸念点がある。ひとつめは、シーズン中に使用できるパワーユニット(PU/エンジン)の基数が決まっているなかで、100kmのレースが増えることによるエンジンライフの問題。ふたつめは、スプリントレースでパーツを壊した場合、余分なコストがかかるという点だ。フォーミュラワン・グループは、スプリントレース1戦あたり各チームに75000ドル(約780万円)を提供する意向だが、ほんの些細なコースオフやクラッシュであってもパーツ交換には25万ドル(約2600万円)がかかってしまう。

 さらに、スプリントレースにグランプリウイークエンドをより面白くする効果が実際にあるのかどうかも不明だ。トラブルやアクシデントが起こらなければ、速いマシンが上位を獲得し、メインレースのグリッドは通常とさほど変わらない可能性がある。また、チームもドライバーも、より多くのポイントを稼げるメインレースを重視し、スプリントレースではリスクを避けるはずだ。その結果、オーバーテイクが比較的たやすいサーキットであっても、トレイン状態になるおそれがある。

 こういった点について、木曜には長い議論が行われることになるだろう。だが、チーム側には基本的には新しいアイデアを受け入れる姿勢があることから、今シーズン、1回の週末にポイントがかかった2回のレースが実施されるという大きな変更が導入されることになるかもしれない。古くからのF1ファンはこれを歓迎しないかもしれないが、新フォーマットが新たなファンを引き付ける可能性もある。

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  • SBKやSFで導入されているレースフォーマットですね。
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