夢のバッテリーが浦添で実現!古田臨時コーチ「久々にドキドキしました」

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2021年02月10日 18:30  ベースボールキング

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ヤクルト・奥川恭伸
ヤクルト浦添キャンプは第3クール2日目。2年目の奥川恭伸投手が朝一番でブルペン入り。背後には高津臣吾監督、キャッチャーは古田敦也臨時コーチとかつての日本一黄金バッテリーを前に「凄く緊張した」という奥川は、ストレート中心に25球を投げ、青いミットに乾いた音を響かせた。

 古田コーチから昨日の夕食後、声をかけられて実現したというブルペンを終えた奥川は笑顔で「終わってからアドバイスをいただいて勉強になりました。バランスが余り良くなかったですが、去年と比べても球数をしっかりここまでこなせて投げられていることが良いこと」と手応えを口にした。

 さらに、古田コーチがボールを受けた後は飛び入りで、山田哲人選手がバットを携えて右打席に登場。山田のインコースにも臆することなく、変化球を交えるなど、この日は合計70球を投げた。

 やや緊張感も漂ったブルペンを終えた奥川は「構えだけでも打たれそうだなという雰囲気があった。これからそういう打者にむけて投げていかなくてはならない。山田さんからもアドバイスをいただいたんですが、しっかり頭に入れて頑張っていきたい」と白い歯がこぼれた。

 最後は石井弘寿コーチに声を掛けられていた奥川は、かつてのヤクルトの優勝を知る戦士達に見守られ、内容の濃いブルペンになったことは間違いない。

 奥川投手の投球を見た高津監督は「せっかくの機会だし、何かのきっかけにしてくれたらいいなと。チーム監督として奥川をエースに、というのは僕の大きな仕事のひとつだなと感じています。しっかり球数投げられているし、オーバーワークにならないように。予定通り進んでいるので良いんじゃないですか?(打者に対して投げるのは)キャンプの最後くらいに投げられたら良いなとイメージしています」と話した。

 奥川投手の投球を受けた古田臨時コーチは「(未来のエースの球は?)良かったですねぇ!久々にドキドキしました。ワクワクもしましたけど、あんな速い球捕るのは久しぶりですし、リアルにドキドキしました(笑)140km/hくらい出ていたと思いますよ!前回は『菅野(巨人)のような投手になって欲しい!』と言ったら、どうやら田中マー君(楽天)を目指しているみたいなので...ぜひ、田中マー君のような投手になって欲しいと思います。みんなからエースと呼ばれる投手になって欲しい」と更なる期待を寄せていた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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