レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、同所属スペイン代表MFイスコの起用についてコメントした。スペイン紙『アス』が伝えている。
リーガ・エスパニョーラ第1節延期分が9日に行われ、レアル・マドリードとヘタフェが対戦した。試合は60分、FWヴィニシウス・ジュニオールのクロスにあわせたFWカリム・ベンゼマのゴールでレアル・マドリードが先制。66分にDFフェルランド・メンディが追加点を挙げ、2−0でレアル・マドリードが勝利した。
負傷者続出のレアル・マドリードは、カスティージャ(Bチーム)から6選手がベンチ入り。20歳のFWマービン・パクはトップチームで初となるスタメン入りを果たした一方、イスコはベンチスタート。76分にマルコ・アセンシオとの交代でピッチに立ち、15分ほどのプレー時間に終わっていた。
試合後ジダン監督は、イスコについて言及。トレーニングを十分に消化できていなかったためと、采配理由について説明した。
「イスコは先発できなかった。彼はチームで一度しかトレーニングをしていないから彼に15分を与えた。それだけだ」
また、レアル・マドリードはこの勝利で2位に浮上。また、多くの負傷者を抱えながら2021年に入り初の2連勝となった。ジダン監督は「少しずつ戦い続けなければならない」と前を向いた。
「何も変わらないよ。私たちは自分のことをするよ。私たちのやるべきことは、他のことに注意を払うことなく戦い、仕事を続けることだ」
「良い勝利だった。2連勝だ。我々にはこれが必要だった。多くのケガ人を抱えているから今すぐに必要だったんだ。リーグで負けると思っているマドリディスタ(レアル・マドリードのファン)はいないと思う。逆に言えば、彼らは我々が常に状況を変えることができると考えているだろう。そしてそれこそが我々がやろうとしていることなんだ。困難があれば、明確に私たちは私たちの仕事を続ける。一歩ずつでもいいから、戦い続けなければならない」