8万超えのスキーウェアが「楽天ポイント」で2万円引き! ポイントアップキャンペーンでお得に買い物も、まさかの結果に

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2021年02月11日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 私は今まで「スポーツができそう」「強そう」と言われてきた人生でした。しかし実際は、まっっっったくスポーツができません。高校のクラス対抗合戦では、「体に厚みがある」ということからバスケットボールのディフェンス役をやるように任命されましたが、開始1分でバテバテになり、敵の侵攻をまったく食い止められず。唯一好きだったのはダンスでしたが、振り覚えが壊滅的に遅く、2週間猛特訓したダンスを妹の前で披露したところ、妹に「その振り、可愛いねー」と言われ目の前で完コピされたとき、目の前が真っ暗になりましたよ……。

 そんなわけで私はスポーツを毛嫌いしていました。一方で、スポーツウェアの可愛らしさにキュンキュンする自分もいました。まっっったくスポーツをやる気がないくせにアディダスやらプーマのジャージを買っては、家でゴロゴロする用に使っていたのです。こりゃ、スポーツメーカーも泣いちゃうね……。

「俺、スノボ好きなんだよね」

 ある日、いつものように彼氏とおやつを食べていると、そう言われました。スノボとは、おしゃれな男女が冬山で繰り広げるおしゃれなスポーツ……。私はしばし沈黙しました。

 スノボーは昔、一度だけやったことがあるのですが、転びまくるわ全然滑れないわで良い思い出がありません。でもスキーなら。小さい頃、父に連れて行ってもらって楽しかった思い出がうっすらあります。ううむ、ここらでいっちょウィンタースポーツに着手するのもいいかもしんない。

 というのも、買い物狂いの私は最近、血湧き肉躍る買い物ができていなかったのです。最近太ったこともあって、デパートに行っても気に入ったタイトスカートは入らず、すっかり物欲が失せていました。ウインタースポーツということは、新しいスポーツウェアが必要。これだ!!!! あたいが次に購入するものはこれだわさ!! 私は不敵に微笑むと、「一式でどれくらいかかるの?」と彼氏に聞きました。彼いわく、ウェアとパンツで大体4〜6万ほどではないかとのこと。フフン、なるほどねえ、そんなに高くないじゃん(分割払いなら)。

 その夜、私は「スキーウェア」でネット検索し、可愛いスキーウェアを物色し始めました。ほどなくして、良さそうなスキーウェアのサイトを発見。ふむふむ、大体3〜4万円なのね、ウェアは。と思いながらよせばいいのに、「高いもの順」から検索。すると、「これは!」というウェアが目に飛び込んできました。

 しかし、「高いもの順」に見たため、案の定、価格は8万3,600円。げふェ……高ェ……。誰よ、相場は3〜4万って言ったのは。高いものもあるじゃないの。自ら沼に突っ込んでいったくせに、沼の深さにビビる千葉N子。しかし、一度いいものを見てしまうと、「妥協」とか「これでもいいか」とほかの商品を買う気が起きないのも私なのでした。

 その時、運よく通販サイト・楽天で「スーパーポイントアップキャンペーン」が行われていました。日々の散財により、楽天ポイントも2万円分貯まっています。これはこのスキーウェアを買えと、神様が言ってるんじゃないの……?

 ウェアのサイズはS〜LLの4展開。さまざまなサイトを見た結果、「スキーウェアはいつもの服のサイズでOK」と書いてあったのを参考に、私はLサイズを選びました。すると、購入した瞬間、Lサイズの在庫がなくなり、「ひゃほー!」と歓喜する私。どうやら判断は間違っていなかった! ちょっと判断が遅かったら売り切れになっているところだったわい!!!!!!!!!!

 それからわずか2日で件の商品が届きました。思った通りの美しいブルー! パープルがかったファーもかっちょいい! 最の高。けど……ちょっと小さくないか、これ? 私は若干、嫌な予感を感じながらスキーウェアに袖を通しました。ううむ……中に着るのは、肌着1枚でちょうどいいや……、これサイズ的に合ってる? いや、どう考えても合っていません。だって、私がこれから向かおうとしているのは冬の雪山。気温は氷点下。いくらウェアが暖かろうと、中に肌着1枚しか着ないなんて……ねえ?

 私は鏡の前でじっくりと己のボディを見つめました。そういえば、去年の冬も似たようなことがあったなあ……。タトラスのダウンジャケットのMサイズを試着したとき、ぴっちぴちだったにもかかわらず、店員のお姉さんはラスト1点をなんとかして売りたかったのか「お似合いです!」「これくらいぴっちりのほうがいいですよ!」「このダウン自体がめちゃくちゃ暖かいので、中はむしろ何も着ないで大丈夫です!!」と言っていたのです。その声が鏡越しに聞こえてくるよう……。

 「N子、ポイントアップの期限は今日までよ!? せっかくお得に買えたのに、LLサイズを買い直したら、結局定価で買うことになるわ!?」「これはぴったりで着るのが正解なんじゃないの!? ちっちゃいくらいがちょうどいいのよ!」「あんたLLサイズを買うって恥ずかしくないの!? Lサイズであるプライドを持ちなさい!」と、頭の中にいるもう一人の自分が必死に語りかけてきます。ぐむむむむむ……。確かに、LLサイズを着るって、ちょっとプライドが許さない。でもピチピチなんだよなあ……。ウェアの下、肌着だけってどこの変態だよ……。

 結論はいまだ出ていません。とりあえず、8万のLサイズのウェアを彼氏に見せることにして、現在この文章を書いています。彼氏が「違う」って言ったら、無理やりLLサイズのウェアを購入するでしょう。でも、Lサイズじゃ次のシーズンに「太って着れなくなりました」という記事を書くのも目に見えている……。嗚呼、あたしゃ自分の優柔不断ぶりが憎いよ。

■今回の出費 8万3,600円(スキーウェア)

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